緩やかな日の光
焼け付いたネガが目を覚ます
錯綜してすり減った記憶の中に
痛いほど生々しく
あなたが隣に生きてる


蒼い風に
白い月の流れが映り込んでは
声になる
空虚の明日を見る


枯れゆく前に
零していった花びら
緩和されたのは
乾いたから
奪回した夢の痕跡

行ってしまえ
こびりついた愛が過ぎ去るまで
抜粋した優しさをパズルに戻す
そっと
そっと
そっと



指先の痺れから逃れる午後

家族にも似てる
まるで音のように
虚勢張る暇もなく
何の変哲もなく存在してる

充電させて
ここで

途切れ途切れ
言葉は拙いなぁ

届かない圏外で
誰もいなくなっても
ちっちゃい私の視界すべて
あなたを探して


漏電だ
泣かないで
いないいないよ

こぼれたり
埋めたり

欲しい
なんて
そんな簡単なものじゃなくて
そんな安っぽいことじゃなくて

なきゃだめだよ
いなきゃだめなんだ

知ってしまったら
あなたしか
満たせなくなっちゃったんだ
一部になってしまった


ワガママを言ってるのかな?
私今ワガママを言っちゃったのかな?

わからないわからないよ

堅苦しいものなら全て棄てよう
急激に窮屈を着せられ 閉じ込められんだ
言葉ひとつさえ凶器
誰もが持ち得るんだ
極端なイメージを戒めてしまえ

ベタな答えに飽き飽きして
気怠くてたまらない

この舞台は誰のためなんだ
この演出はなんのためなんだ


付きまとうなよ
取れないくらいの押し付けな好感
ありえないよ
私だって同じ息を吸って
吐き出す排気ガスが溜まるんだ
そんな綺麗に溶けないよ
ふざけてみたいんだ
傷つける時があったとしても
受け入れてくれる場所だって知りたくて

固めないで

ゆっくりでいいよ
少しずつ火を通して
溶けて香るよ
あなたと調和してく

あなたまで溶かしてくよ