緩やかな日の光
焼け付いたネガが目を覚ます
錯綜してすり減った記憶の中に
痛いほど生々しく
あなたが隣に生きてる


蒼い風に
白い月の流れが映り込んでは
声になる
空虚の明日を見る


枯れゆく前に
零していった花びら
緩和されたのは
乾いたから
奪回した夢の痕跡

行ってしまえ
こびりついた愛が過ぎ去るまで
抜粋した優しさをパズルに戻す
そっと
そっと
そっと



指先の痺れから逃れる午後