君はいつも
笑っていた
僕が顰(しか)めているその横で


僕はいつも
毛細血管のような選択肢に
いちいち迷う

君はいつも
まるで動脈しかないみたいに
突き進んでく


行き当たりばったりの人生ならば
当たって砕けるなんて避けては通れないはずなのに
首を傾げてる君は
一体どんな仕掛けなんだ



赤信号を目隠しして渡りきって
“やればできる”なんて何か間違ってるだろ

青信号を確認して渡る僕は
“万が一”さえも回避できるようで いつも無駄足だけど


きっと 臆病さがどこかで僕を守っているから
バリアのない君は奇跡の産物


君には
もどかしくて仕方ない僕でも
僕には
君のすべてがまぐれにしか見えなかった あの日