私は誰?

浮かんでいる

あなたは誰?

浮かんでいる



私の中に私はいない



私の中には誰かがいる





個性なら選び放題で
クローゼットの中のように気分次第で着替えられる

むしろ 誰かに着こなされているのかもしれない


らしさを提言される度に受け入れてきたけど

いつでも一瞬で偽物になる



この狭い空間で
同じようなものが少しの差異を比較して得る優越感を競う


劣等感が染みる毎に探してみるけど

毎回重ならない答えが生まれる




ちょっとくらいなら
押し付けられるキャラクターに嵌まるのも悪くはないけど

答えを求めるその度に
覆しては“らしさ”として根付かせるのは骨が折れそう



あんまり期待しないでね
大したものは元々持ってない

だから今
あなたの目の前にいる私でぜんぶ


だけど


あんまりガッカリしないでね
これからたくさんのものに出会うかもしれないから

そして今
あなたの目の前にある私がぜんぶ今だけの服かもしれなくても




いつでも

私は私でしかない