瞬く間に
忙しない日々の所為にして
悲しみを打ち消した



宣告通りに現れた未来を
その前に少しずつ宥めて
ついには誤魔化した





流れに沿うには
感情は優し過ぎる

置いて行けない思いを引き留めてしまうから





静かに
さも当然に
やって来て
浚われた
大切な私の一部を

悲しみから救ってくれる代替品などはない



開いた穴は塞がらない

開けた儘では寒すぎる

開いた寒さを麻痺させるように
冷たさを増す風に吹かれ
私は
痛みを殺した



君のいない
冬を生きるために

それでも
誰かに倒れ込まないように