欲しがる手にはあげないんだ

求める手は繋いでこう


あたしの手はさよならを知っている



優しい温もりの冷たさも
冷え切った後の残り火も


細い線の指先に
静かに流れる鼓動のように

あなたへ続く道ができてる
どこへ行こうと



そう信じて
握ったら
離していくことも怖くなくなっていった



やわらかな明日が差して
震える夜が月を連れて
深く潜って
薄れた



今ここにあるこの手に
怯えることの弱さを囁いて

強く繋いだ