彼女は悲しんでいた
大人が夢を見なくなる朝を

彼女は悲しんでいた
それを悲しむ大人の悲しみに


やがて
悲しみからも解き放たれて
希望からも遠ざかる

それでも
まだ夜に夢を見る



彼女は悲しんでいた
子供が夢を恐れだす夜に

彼女は悲しんでいた
恐れから逃げ出す夢の足跡


やがて
恐れから解き放たれるため
希望さえも夢になる

そうして
また朝に目を覚ます