曇り空迫る午後
何かが起こりそうな予感
平凡な住宅街

台風が来ると
風が怯えているけど
夏は呑気なもの
沈む街の明日を知らずに

誰かを思い出した
窓の外

広がる歌
狭い箱
月夜の波の果てに
葛藤を忘れてく



何もなくなる
思い出や優しさ
楽な浮遊力
身を任せてしまおうか

それでも
変わらず場所があるなら

本当はもっと
雁字搦めの浮き世にも
愛すべき運命が

小さなカケラ
台風の後に