人々は何かを失った
まるで打ち消すように
街を足早に縫うけど

人々がそれを見失って
隠したことを隠し
嘘も真実と言うけど


数え切れない日々に濁して
澄んだ世界を求めるのを止める


自分の中にさえ存在する矛盾と
上手く付き合おうとしすぎるから
声を殺しすぎて
話せなくなったんだ



交差点で行き違うことさえも
孤独感の信号が点滅するものだから

張り巡らされた線が途切れたら
また絶えない言い訳に発火するだろう


倒れることを知らないように見えても
空まで届かない手を伸ばしては
耐えているだけの僕ら