さらさら


砂が落ちる


見てるだけで焦りが押し寄せる


紅茶でも飲んでいくかい

変な人ばかりさ


昨日は怖がりの探検家が来て


今日はチーズ好きの猫が来た



明日は星のお祭り


雁字搦めの世の中を
電線が腕組みしながら見下ろす


意外と悪くないよ


と笑った嘘つき酒場の店長は
蓄えた髭に見てきた色とりどりの人生が詰まって見えた


その窓からたっぷりの水が波打って


海の深さには恐ろしげな濃い青が沈んでる


だけど
とぼけた船は魚と遊ぶ


その上で
雲を引く鳥


夕方を連れて来た


反対からは虹を引く鳥


奥からゆっくり雨が来て
逃げるように光を連れた人たちが走り回って隠れた


それは
違う星にも響いて
ノッポのチョコレート工場から
ちっちゃな労働者が聞いていた


できたてのガラスのチョコレートに映ったのは
夢を映した映写機の夢で
フィルムを紡いでからから鳴った


どんな場所でも
上質の音楽は聞こえない


ただ
音が静かに歩くだけ



そうして

お話しは終わらない