万物に流転する生命
絡みつく懐郷の念
呼ばれ幾度も生まれゆく声を頼る
それさえ否定され兼ねない破片

意義と呼べるもの全て捧げても
期待する愚考な有り様はただのモチーフ



空へ墜ちた
孤独の渦が巻く



吐息の色彩
世界の想像は歪で滑稽
憐れみの雨

尚も
立ち上がる扉

視界を支配する思考や
過ぎ去る時の甘い風
この神経を伝い通う触感

生成されゆく流れは
無様で未完成な同類を求めてしまう



衝動のように
静寂のように



止むことなく湧く感情
表現仕切れない膨大な勢いに
愛しさが生まれて
無意味さまで愛してしまう



それは悲劇の幕開け
後は失うばかり
そして
得るのみのお伽話を描く



答えはない
始まりにも
終わりにも
満たされるから