意外な一面というものは他者に限って言えることではないようだ


誰より近い己こそ見えていない一面に出会える



それは喜ばしい一面であり

悲しむべき一面であるが

向き合うべき側面であることは揺るがない



伝わらないもどかしさに言葉の重みを知り

それでも伝えようとする滑稽な努力や

諦めて理解を待つだけの怠慢な孤独は

一方を否定も肯定もするが

折衷に立つことは

優柔不断で判断としての機能の欠如



ただ率直な意思を変換した羞恥な羅列で無様に生きる勇気もない


かと言って


理解なき大衆の中に紛れ認知されない自己に耐える勇気もない



世界はそれほど腐敗してるわけもない

怯える虚心が空虚で薄汚れた世界と周囲への不信を抱かせる

全ては妄想

それさえも分からなくなったなら

呼吸さえ自ら止める

それとどこが違うんだ