言葉がさ迷っては確信を逃がす
すれちがう気持ちが∞を描いていると思いたい日の午後は
交わることを期待しない解放的な線の道筋
誰かの蛇行した道が横目で見掛けたその線を滑稽に思っても
描くことはやめない
交わって絡まった線をほどこうと伸ばす手に絡まり付いたのは
ほどこうとすればするほど絡まり途切れそうになる繊細な糸
手は出せても
届かずに千切れる未来が手に絡む
自分の線さえ引けずにいる昼下がりの抵抗
交わるほども接近しない線の先は
諦めにも似た清々しさを帯て
真っ直ぐに伸びていった
そしてまた
手を伸ばすのは
いつか見た滑稽な線
その絡まり
そうして
やがては束になり
糸を形成しては千切れることで頑丈になる
僅かな時に委ねられた線は
もどかしさをもう愛してはくれないのか
今はただ無機質なその体に張られた弦
音を生んでは
使い手に奏でられる時をただピンと
弾くだけで切れてしまうほど繊細な直線で
どんなに奏でても
決して届かない
決して言葉にはならないただの音
ただまだ伝えることはできる
その無口な音で
この小さな音が配列されて
その耳を通り抜けて響くのはいつだろうか
今はまだ無口なただの弦
すれちがう気持ちが∞を描いていると思いたい日の午後は
交わることを期待しない解放的な線の道筋
誰かの蛇行した道が横目で見掛けたその線を滑稽に思っても
描くことはやめない
交わって絡まった線をほどこうと伸ばす手に絡まり付いたのは
ほどこうとすればするほど絡まり途切れそうになる繊細な糸
手は出せても
届かずに千切れる未来が手に絡む
自分の線さえ引けずにいる昼下がりの抵抗
交わるほども接近しない線の先は
諦めにも似た清々しさを帯て
真っ直ぐに伸びていった
そしてまた
手を伸ばすのは
いつか見た滑稽な線
その絡まり
そうして
やがては束になり
糸を形成しては千切れることで頑丈になる
僅かな時に委ねられた線は
もどかしさをもう愛してはくれないのか
今はただ無機質なその体に張られた弦
音を生んでは
使い手に奏でられる時をただピンと
弾くだけで切れてしまうほど繊細な直線で
どんなに奏でても
決して届かない
決して言葉にはならないただの音
ただまだ伝えることはできる
その無口な音で
この小さな音が配列されて
その耳を通り抜けて響くのはいつだろうか
今はまだ無口なただの弦