かつてのNHK-FM深夜番組に、「クロスオーバーイレブン」がありました。
クロスオーバー?これもう死語ですか?
1970年代あたりからジャズ界にも電子楽器が頻繫に使われるようになり、音楽ジャンルとして「クロスオーバー」という言葉が使われ始めました。
これは後に「フュージョン」に取って代わられたのは、皆様ご察しの通りです。
最初は特別番組として放送されていたのが、1978年11月23日からレギュラー化されたようです。
イレブンという位だから、これは素直に午後11時を指します。
「11(イレブン)PM」とか「セブンイレブン」なんかと同じような使い方ですね。
有名なエンディングのナレーションが、「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロスオーバーイレブン…」。
イージーリスニング系深夜番組の大先輩、TFM「ジェットストリーム」を彷彿とさせる台詞でした。
それでは、「クロスオーバーイレブン」のオープニングテーマを聴いてみましょう。
このAzimuth(アジムス)というグループ、言っては失礼ですがフュージョン界の一発屋となってしまいました。
リオデジャネイロ出身のトリオだそうです。
先日FM Nack5で、この楽曲がオンエアされたのです。
誰がリクエストしたのか知らないけれど、粋なことをしてくれましたねぇ~。