昼のザルナルバックは、穏やかな日が差し、優しげな風が吹く、エルツァン島の内にあるとは到底思えぬ程の場所だ。
 武器に手も掛けず、大した警戒もせず。極々微弱に感じ取れる鬼の気を追いながらてくてくと歩いていた五味であったが。
「……?」
 ふと気配を感じて背後を振り返る。と、そこには丸々とした身体をもつ小さな亜獣達の姿があった。
 プポルだ。
 エルツァンにも生息しているのかと感心する五味を余所に、プポル達は構ってくれと言わんばかりの動きで五味の足元を跳ね回る。
(ま、それも良いか)
 そう考え、五味はひょいと武器を抜いた。


vs 丘陵を転がる


エルツェナプポルA 100/100
エルツェナプポルB 100/100
エルツェナプポルC 100/100

五味 1124/1124 再生
クォッチ 812/812 隠密
クレティウス 905/905 隠密
GEO 816/816 隠密
黒銃のノエル 900/900
冒険家オリオール 980/980 再生

エルツェナプポルCの攻撃!ころタックル!
冒険家オリオールは3ダメージ!ダウン!

光の力場が10になった
五味の攻撃!ガードスタンス!
五味は防御力が79増加!囮!

冒険家オリオールは再生する!
冒険家オリオールは3回復!
冒険家オリオールの攻撃!五虎陥穽!
クリティカル!エルツェナプポルCは111ダメージ!
エルツェナプポルCは倒れた!
クリティカル!エルツェナプポルBは110ダメージ!
エルツェナプポルBは倒れた!
クリティカル!エルツェナプポルAは118ダメージ!
エルツェナプポルAは倒れた!

五味の海妖の証輪が劣化した


YOU WIN


 触れる者を優しく包むように流れていた風が、ふと止まる。
 それに気付いて五味は顔を上げ、夕の赤に染まっていた丘陵が青みがかった深緑の色へ、空も夜の黒色へと変化していくのを見届けた。
 昼が終わりに近づき、夜が間近に迫る。今はそんな刻限だ。
「…………」
 ゆっくりと、しかし確実に。
 丘陵の各所から凶暴な気配が生まれ、増していくのを肌で感じて、五味は無意識に武器の柄に手を添えた。
 そしてどうするか、迷う。
 徐々に危険な方向へと傾いていく丘陵の雰囲気など完全に無視してこのまま進むか、それとも迂闊に動かず一先ず様子を見るか。

1. 丘陵を進む
2. 様子を見る

──See you Next phase──