田んぼを見るのが好きです。

 

といっても、何もない田んぼをただ見るというのではなく、

田んぼに水を張るところから、苗を植えて、苗が育っていき、稲穂が垂れてきて、収穫されるという田んぼの変化を見ていくのが好きなのです。

 

一番好きなのは、田んぼに水を張った後の田んぼ。

 

鏡のように水が空の風景を映し出すんです。

 

たまに風が吹いてその風景がぐにゃりと揺らぐのを見るのも好きです。

 

苗が植えられ、育ってくるのを見ると、あんなに小さな苗だったのにこんなに大きく育ったのかと驚くとともに、何となく元気を分けてもらっているような感じがして有り難く感じます。

 

今はとても青々と風に揺られて元気に育つ時期。

 

そこからまた時間が経つと、色が黄金色に変わってきて、稲穂が垂れてきますが、夕日を浴びるのを見ると、もうすぐお別れを感じて少し切なくなります。

 

刈られてしまうとお疲れさまという感じで、気持ちがさっぱりに切り替わっていく感じがします。

 

たまにするサイクリングやお散歩のときに田んぼを見るので、変化が分かりやすくて余計に見るのが楽しみなのかもしれません。