■ パラベンフリーの裏には・・・
「パラベンフリー」
を謳っている化粧品を、ひょいっと裏返して、ラベルを見てみると、
「フェノキシエタノール」
と書いていることは、わりとよくある話
パラベンも、フェノキシエタノールも、合成防腐剤で、化粧品が腐らないように配合されている成分です。
化粧品って、3年間は品質を保持しなければならないため、大概防腐剤が入れられています。
パラベンは表示指定成分だったこともあって、未だにイメージが悪いけれど、フェノキシエタノールの方が安全なのかと言ったら、そうとは言い切れません。
フェノキシエタノールの方が、パラベンよりも防腐力が落ちるので、パラベンよりも多めに配合する必要があります。
もし、フェノキシエタノールも配合されていなくても、安息香酸や、ソルビン酸、ベンジルアルコールなど、他の防腐剤が配合されていることが多いです。
■ 天然の防腐剤
パラベンにしても、フェノキシエタノールにしても、化粧品を腐らせないために配合されている成分であって、肌をきれいにするために配合されている成分ではありません。
なので、できればどっちも避けたいな・・・と、思っています
防腐剤は、合成である必要はない。
天然の防腐剤だって、あるわけです。
ローズマリーエキスとか、ティトリー油、セージ油など。
ダイコンエキスなどを、使っていることもあります。
ローズマリーエキスなどで、アレルギーを起こす場合もあるので、天然の防腐剤が必ずしも万能とは限りません。
でも、天然の防腐剤って、肌に合っていれば、合成保存料よりも安心して使えるものだと思うのです。
■ 昔から伝えられてきた知恵
たとえば、おにぎり
保存料入りのコンビニのおにぎりと、梅干し入りの手作りおにぎりがあって、
「どっちが日持ちがいい?」
・・・と聞かれたら、コンビニのおにぎりに決まっています。
コンビニのおにぎりの保存料って、ほんのわずかだし、一回食べただけではほとんど影響はないです。
それを人によっては、「安全」というかもしれません。
でも、数十年間、コンビニのおにぎりを常食し続けて、それが安全かと聞かれたら・・・
ちょっと、ためらってしまいますよね。
それだったら、手作りおにぎりの方が、「安心」だと思いませんか?
ご飯に梅干しを入れたら、腐りにくくなるって、昔から伝えられきた知恵です。
なんてったって、握りたてのおにぎりって、美味しいですもんね
私はずっと自分の肌と付き合っていきたいから、合成防腐剤フリーの安心感を選びたいです。