朝一の新幹線で浜松へ。
筆記試験を通過したものの最終合格までの倍率は8倍。
欠席者がちらほらいたので実質倍率は6倍程度だったかな。
受験番号とは無関係で、いつ呼ばれるわからないという緊張感があった。
大部屋の控え室から3部屋に分かれての面接試験だった。
3名の面接官。
真ん中の面接官が進行役。
最初の質問は・・・、
面接官:「年収はいくら?1000万くらい?」
私:「そんなにないです。」
面接官:「○○○くらい?」
私:「それくらいですね。」
面接官:「意外に少ないですね。」
面接官:「どうして医学部に入ろうと思ったの?」
私:「創薬研究に携わる中で、創薬を支えているのは医学研究だと感じました。同時に、そのような創薬と臨床をつなぐような医学研究が十分に行われていないと思い、自身が医師となって貢献していきたいと思ったからです。」
面接官:「そういうのは誰しも思うことだよね。具体的にどういうときにそう思うの?」
私:「例えば、新規の標的分子を探すときに、我々は結局のところ、医学研究からの論文情報に頼るというのがほとんどです。そういうときに思います。」
面接官:「研究をするなら別に臨床に携わる必要はないですよね?臨床に近いところで研究していればいいんじゃないですか?」
私:「いえ、そうは思いません。それは、臨床に実際に携わらないということですよね。私は、実際に臨床に携わらないとわからないことがあると思いますので。」
面接官:「将来は大学で研究を続けたいということですよね。でも、大学は人を雇うお金がないんですよ。どうしたら良いと思いますか?」
私:「例えば、これまでの共同研究とは違った形になると思いますが、もっと製薬企業側と日常的に議論する場を持つようにして、そこで、臨床側から有益な情報を提供するという方法があると思います。企業側にとって有用な情報ですよということを示せれば企業はお金を出すと思いますよ。」
面接官:「有難うございます。参考にさせて頂きます。いざというときは○○さんに伝えればいいですね、笑」
面接官:「今のご時世では、製薬企業の研究者にはなりたくてもなれないですよね。企業では研究費も十分にあって好きな研究ができますよね。それなのに、今の環境を捨ててまで、泥臭い医療の現場に来ようと思ったのはなぜですか?」
私:「私もそう思っていました。でも、実際には、研究費が十分にあるわけでも、好きな研究ができるわけでもないということが分かったからです。」
面接官:「それだったら、アメリカに行った方が良いよね?」
私:「自分の興味のある研究がアメリカにあるならそうかもしれませんが、私は、幸いにも日本で自分の興味のある研究が行われていますのでアメリカに行くことは考えていません。」
あまり手応えなく終わった。
最初の質問があり得ない質問だっただけに、感じの悪い面接だった。
何を問われているのかよくわからなかったけれど、質問に対して負けじと、論理的に答えることができれば問題ないと思った。
結果は、合格だった◎
筆記試験を通過したものの最終合格までの倍率は8倍。
欠席者がちらほらいたので実質倍率は6倍程度だったかな。
受験番号とは無関係で、いつ呼ばれるわからないという緊張感があった。
大部屋の控え室から3部屋に分かれての面接試験だった。
3名の面接官。
真ん中の面接官が進行役。
最初の質問は・・・、
面接官:「年収はいくら?1000万くらい?」
私:「そんなにないです。」
面接官:「○○○くらい?」
私:「それくらいですね。」
面接官:「意外に少ないですね。」
面接官:「どうして医学部に入ろうと思ったの?」
私:「創薬研究に携わる中で、創薬を支えているのは医学研究だと感じました。同時に、そのような創薬と臨床をつなぐような医学研究が十分に行われていないと思い、自身が医師となって貢献していきたいと思ったからです。」
面接官:「そういうのは誰しも思うことだよね。具体的にどういうときにそう思うの?」
私:「例えば、新規の標的分子を探すときに、我々は結局のところ、医学研究からの論文情報に頼るというのがほとんどです。そういうときに思います。」
面接官:「研究をするなら別に臨床に携わる必要はないですよね?臨床に近いところで研究していればいいんじゃないですか?」
私:「いえ、そうは思いません。それは、臨床に実際に携わらないということですよね。私は、実際に臨床に携わらないとわからないことがあると思いますので。」
面接官:「将来は大学で研究を続けたいということですよね。でも、大学は人を雇うお金がないんですよ。どうしたら良いと思いますか?」
私:「例えば、これまでの共同研究とは違った形になると思いますが、もっと製薬企業側と日常的に議論する場を持つようにして、そこで、臨床側から有益な情報を提供するという方法があると思います。企業側にとって有用な情報ですよということを示せれば企業はお金を出すと思いますよ。」
面接官:「有難うございます。参考にさせて頂きます。いざというときは○○さんに伝えればいいですね、笑」
面接官:「今のご時世では、製薬企業の研究者にはなりたくてもなれないですよね。企業では研究費も十分にあって好きな研究ができますよね。それなのに、今の環境を捨ててまで、泥臭い医療の現場に来ようと思ったのはなぜですか?」
私:「私もそう思っていました。でも、実際には、研究費が十分にあるわけでも、好きな研究ができるわけでもないということが分かったからです。」
面接官:「それだったら、アメリカに行った方が良いよね?」
私:「自分の興味のある研究がアメリカにあるならそうかもしれませんが、私は、幸いにも日本で自分の興味のある研究が行われていますのでアメリカに行くことは考えていません。」
あまり手応えなく終わった。
最初の質問があり得ない質問だっただけに、感じの悪い面接だった。
何を問われているのかよくわからなかったけれど、質問に対して負けじと、論理的に答えることができれば問題ないと思った。
結果は、合格だった◎