こんばんは!
続きを投稿しなきゃまずいだろ・・
の無言の圧力を感じながらの4つめのブログを書きます

小学6年生
人生を自分で変えた1歩め
のお話しをしたいと思います。

舞台
それは生まれた時からの憧れの場所

児童館で見るミュージカルに
心ときめかせ
とかそんなレベルじゃなく

1つの舞台を見たらその余韻で
1ヶ月は牢獄に閉じ込められて
飲まず食わずでも幸せに生きられる

そんなレベル

とにかく、舞台を見ると
全身の血が煮えたぎっちゃって
もうどうにも止まらなかった

でも、わが家は1万円のチケットを買う余裕はなく
チケットを買ってミュージカルを見る事は出来なかった

超超ラッキーな事に
母は公務員だったので、
当時、互助会で毎年舞台などの無料チケットを貰えたのです

「小さいからどうかな?」
と思いながらも連れて行ってくれた
小2の「遠山の金さん」にも大興奮(笑)
めちゃめちゃ楽しかったのを覚えています

それから毎年
1年に一度舞台が見れるのが
もの凄く楽しみでした

「宝塚」や「東宝ミュージカル」など
互助会が無かったら、
大人になるまで触れる事が出来なかったと思うと
ゾッとします

小3の時テレビで放送して偶然録画した
劇団四季の「桃次郎の冒険」
は本当にビデオテープが擦りきれるまで見ました
全てのシーンを鮮明に覚えています

「劇団四季に入りたい・・・」
の気持ちが膨らんできました

が舞台に出てる人達の経歴を見ると
遅くとも5歳位からバレエを習っていました。

何度も何度もバレエを習いたい!
とお願いしたけど
バレエはお金も(親の)時間もかかるからダメでした。
まぁ、そりゃそうだ・・・

諦めきれない気持ちを抱えながら
小学校6年生
卒業が目前になった時
「私、今チャレンジしなかったら一生後悔する!!」
と膨らみ続けた想いの風船がとうとう破裂しました

というのも
小学校1年生の時からの唯一の習い事
ピアノ
それなりに上手な方だったし
楽しかった。

でもギター教師の父からは
「プロになるためには、
毎日8時間は練習しないといけない。
プロは甘いものじゃないんだよ」
と教えられていた私は

8時間の練習をするほどはピアノは好きではなかった
それと、心にマグマみたいな物を抱えていた私は
表現
でそれを外に出さないと自分が爆発する事を分かっていました
ピアノの指を使った表現では足りない
身体と声、全部を使って表現をしたい

その想いがもう
どうにも止められなかったんです

そんな時、新聞の広告に
「劇団ひまわり」
が載っていました。
そこにはなんと!
「ミュージカルクラス開講」
の文字が

それから毎日毎日毎日その広告を眺め
胸が爆発しそうな位ワクワクしました

そこでコッソリと資料を請求してみました。

届いた真四角のひまわり色の封筒
その時の夢に一歩近づいた興奮は
鮮明に覚えています

「ミュージカルクラスに入る」
その道がどんなに険しいかも知らずに(笑)

でも両親からは
「あなたには絶対無理だから!
2万円なんてそんな事に払えないよ」
でした

「・・・・わかった、じゃあ自分で作る」
そこから
有永美奈子

猪突猛進劇場

がスタートしました(笑)

まずは
「オーディション料金2万円」
これを貯める!

へそくりは少しある
あとは
土曜日のお昼ご飯のお金500円をまるっと貯金
お小遣いは勿論ぜんぶ貯金
文具券があったので、文具を買うとき
お金を貰って、文具券で購入
それをまるっと貯金

小6ながら数ヶ月で
1万7千円までは貯めた
でも、もう間に合わない・・・

腹をくくって
両親に交渉
「1万7千円までは貯めました。
足りない3000円を出してください」

私の本気を分かってくれて
「わかった」
と3000円とオーディションへの同行を了承してくれました。

「でも、あなたは極度の内気だから
目を見て話す事もできないでしょう」
と言われていたので

劇団ひまわりのオーディション会場では
先生の目をガン見ムキー
滑稽だったと思うけど
審査員の先生はそんな私の目をしっかりと見返してくれた

目を離さず、一生懸命話す姿を見て

母は劇団ひまわりの建物を出る前には
入学金をどうやったら払えるのか?
を考え始めてくれました

劇団ひまわりの入学金は
正確な額は覚えてないのですが
当時20万円位したのかな?
「うわっっ!高いガーン
と思ったのは覚えています。

そして届いた
人生初の
合格通知

舞台への小さな扉が開いた瞬間でした

さすがに自分ではどうにもならない入学金
今度は母が、お金を借りて用意してくれました。
「ピアノを辞める」
「塾には通わずに公立高校に入る」
と約束して

とうとう夢へ一歩踏み出しました!

よしっ
今日はおしまい!!!

ミュージカルクラスには入れたのでしょうか?
続きをお楽しみに~(笑)