人生とはニャンだ

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いまいち萌えない理由
Theme: 時事
「右のキャラクターが、いまいちいけてない(萌えていない)理由を3つあげなさい」






まず、この絵に、最小限の手を加えて「萌え絵」にします。





お漏らしさせてみました。

たったこれだけのことで、いきなり萌え絵になります。
不思議ですね。

このことから「絵が下手」「目がうつろ」「色調が単純」「鼻が変」「口が変」「服が変」「体つき(デッサン)が変」というような見て気づくところは「この(萌え)絵の短所・欠点」ではあっても「萌えない理由」にはなりません。
※なぜならば、絵が下手で、目がうつろで、色調が単純で、鼻が変で、服が変で、体つきが変でも萌え絵になるから

では、改めて、なぜ萌えないのか、を考えましょう。
※設問に認知不協和を利用した心理学的な罠が仕組まれていることについては、気が向いたらコメント欄にて扱います。

設問の「いまいちいけてない(萌えていない)」とはどういうことなのか考えてみました。
「この絵を見ても、特になんとも思えない」という事だと思うのです。

別の言葉で言いまわせば「この絵を持て余してしまう」です。
どう想像力を膨らませて良いのかわからない。
可愛いとか愛おしいとか淫らな気持ちにもなれない。
このキャラのグッズがあったからといって物欲を刺激されるわけでもなく、「俺の嫁!」と言いたくなるわけでもない。

よって、この絵は萌えないんです。

ですから、
「感情が掻き立てられない理由を三つ答える」が正解になるのだと思います。

というわけで、具体的にどう答えれば良いのか、コメント欄で。
ほんと、スノッブな作品です。

えっと、もう一度見て、気づいたところからどんどん解説していくけど。

1.「なんで太ももに怪我してんの?」

これは単純で「おれらお約束なんか、くそ食らえだぜ!」って表現してるわけです。
ひざ上から下着が見えるか見えないかあたりまでの太ももの領域を「絶対領域」って言うらしいんだけど、
まあ、絶対領域ってのは素肌を見せるもの、っていうお約束があるわけね。
だけど、そんなもん期待するなよ、って「言いたくて」わざと太ももに怪我させてるわけですね。


2.おかあさんのドッペルのデザイン

えっと、生物学的に見て、男性が女性のどこを見て性的なアピールと感じるか、っていうのは
普通はおっぱいとか思いがちなんだけど、実は唇なんです。
人間ってのは、他人を認識するときに、その大部分を頭部のパーツ情報から判断するんで。
だから、このおかあさんの実態はスリムでセクシー(もしくはビッチだよ)という説得力を
キャラデザでものすごく表現しているわけですね。

3.お父さんのドッペルのデザイン

これは逆に、あまり特徴がないんです。
だけど、大事なのはめがねをかけてるところ。なんだけど、その後のアンティーク映像ではお父さんの顔半分が写ってません。
さて問題です。お父さん本当に実在するの?
おかあさんのキャラデザにここまで説得力を持たせているのに、おとおさんのキャラデザには説得力がない。
これは、物語中盤以降に「本当のお父さん」がストーリーの鍵を握る役、おそらくは黒幕として登場するフラグです。
一話目から、少女と出会い、世界と向き合い、父親離れをして成長してゆく、っていう典型的なボーイ・ミーツ・ガールなシナリオ構成だということがよくわかりますね。

4.太陽を見ることによって

一日に一度のお祈り。普通は目を閉じて祈りをささげる、というのが世界的な普遍事項でしょう。
ところが太陽なの?よくわかんないけど瞬きをしないでみつめなさい、ってことをやってる。
これは視神経を通じて脳に定期的に暗示効果を与え続けていますよ、ってことを意味してるわけです。
さて、思い出してほしいんだけど、ガラクタ市。データ麻薬と称して、皿みたいなものを見させて「気持ちいいらしいよ」と。
つまり、そういうことで、世界システムを維持するためにデータ麻薬つかってることの複線のつもりなんですね。
で、麻薬ときっても切れないのが洗脳です。

こういう演出を理解しろ、っていうの、スノッブでなきゃなんなの?


5.下降志向とインフラの充実とベーシックインカムと新自由主義

まあ、大雑把に言うと、日ごろからネットしてる人たちに「お前らそれでいいのかよ!」って言ってるわけです。この作品は一話目から。

馬鹿じゃねーの?

いや、そのね。
ベーシックインカムをめぐる議論だとか、今の若者の歪んだノーフューチャーっぷりだとか、そういうのはどうでもいいんだよ。
俺様もずっと考えてるけど、そういうのは単純にナッシュ均衡によって導かれる世相であってね。
「いいのか?」じゃなくて、それが一番合理的だからそうなってるわけだよ。戦略を変更する余地は無いんだよ。

そこで必要なのは、ダメ出しなんかじゃねーだろ。

若者自身が悩んでて、それでも「それしか合理的回答が無い」からそう生きてるわけだけど
「それでいいのかよ!」とか言いだすってのは、完全にオヤジ目線なんですね。

いや、お前みたいに生きたくないから。

必要なのは「戦略を変更するに値するだけの生き方の提示」なんだよ。
自殺志願者に「自殺なんてしないほうがいいよ!」とか言い出すのが馬鹿なのと同じ。
「自殺するぐらいなら、楽しいことしようよ!」が正解なの。

だから、人生とはかくあるべきだ、人とはこう成長すべきだ、という主張を
真正面から古典的手法をひねることできっちりやりきったグレンラガンが大ヒットしたんじゃねーか。

ところが、ちょっと解説したからわかるだろうけど
「俺ら、絶対領域マヂ反対!」とかまじめにやってるやつらの生き方に賛同できるわけも無く、
(流行には流されないぜ!と、流行を相手に発言しちゃってるまぬけっぷり)
何でもかんでも計算と学術で分解・分析した「だけ」で人生が楽しくなるわけも無く、
いったい誰に共感すればいいのかまるでわからないキャラクターたちばかりが出てきて
どうしろって言うんだろうね。

っていうか、むしろヤッターマンから脈々と受け継がれる
古典的悪役三人組の真ん中を「無理やり好きになる」ことぐらいでしかちょっとこの作品見てられません。

最終的なセールス文句として「生きることのすばらしさを教えてくれる作品です」と煽られるための作品、
つまり、プロの文筆家がその程度のことしかよさを見出せない作品を作る気なんですか?
フラクラルエンジンズ(笑)は。
まあ、そんな中でも「身体…硬いんだね」っていう、たぶん岡田節が聞けてよかったと思うんだけどね。

そりゃ、このアニメを深夜、一人で見てる独身者なら、
あのガラクタ市でいきなりドッペルが消えて一人ぼっちになるシーンとかで、
ドキっとしちゃうんだろうけど、
ごめん、そういう見方してないし、ぶっちゃけそこまで踏み込んでくる土足感がむちゃくちゃ気持ち悪い。
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ

よし、今年も言える。まだボケてない。