実は、あまり自分の病気のことと
冷静に向き合ってこなかったような気がするので
ブログをきっかけに
事実とその時の想いを振り返ってみます
※長いです!
私の体験談が高プロラクチン血症になったばかりの方の参考になれば
☆はじめに 高プロラクチン血症とは
プロラクチンはホルモンで、このホルモン値が高い状態を高プロラクチン血症と言います
役割は産後の乳汁分泌。
普通は産後に高くなり、
赤ちゃんにおっぱいあげるために生理はまだいいから乳汁出して!という指令を送ります
そのため、この主な症状は、生理不順(排卵がおきない)、母乳分泌。。。ですが、私はちょっと違った
☆わたしの経過
いつからかよく覚えていませんが生理周期はたまに乱れていました。
ただ、それは生理が来ないのではなく
生理が来すぎるという症状。
月2回生理がきて
ある日の会議中に椅子を血で汚してしまい
声をあげてしまい男性職員さんが「どうしたの?」といって
近づいたときに
隣の女性職員さんが気付いてくれて
なんとか助けられたことも。。
これは本当に助かった。。
でも頻繁ではなかったので
様子を見ていたら
子宮がん検診で、腫瘍らしきものがあるといわれ
初めて婦人科を受診
内診と女性ホルモン等病気のスクリーニングのため採血をしました。
腫瘍らしきものはなかった(先生曰く、腫瘍ではなく流れていくような問題ないものだったのだろうと)
後日、採血の結果を聞きに再受診
プロラクチンが高いとわかり、カバサール開始。
そこから私の通院&内服生活がスタートしました。
毎月の薬3か月に1回の内診
そんなこんなで一年経過。
先生から薬をやめてみようと言われ1か月やめて
再度採血
やっぱり高いねということで内服継続
そんなことを繰り返しいつのまにか5年目でした。
原因は何かと聞いたら、
ストレス、脳腫瘍とあるが数値が何百以上ではないので
ストレスであろうと言われていました。
☆5年間の治療と気持ちの変化
私ができることは、内服と基礎体温をはかること。
幸い、カバサールは週1回の薬なので、そんなに負担ではありません
基礎体温は自動で体温が記録されるものを使っていましたが
同じ時刻にはかるということで
1年目はなれなかったな~
でも5年目の今となっては、基礎体温測定は日常の一部です
寝てても体が自動的に測ってくれていますくせってすごいね!
患者として断言すると
この病気は、基礎体温をつけることがとても重要です(もちろん内服も)
なぜかというと、自分の生理周期の把握だけでなく、
体温に合わせて体の症状の変化も毎月気にするので、
今月もうすぐ生理くるなっていうのが体感的にわかります!
これは、経験を積んだ人にしかわからない感覚です
あと、私は受診開始当時は
基礎体温が見事にギザギザでした。
徐々に二層に整い始めて
薬の効果も実感できるよ~
☆気持ちの右往左往
「ストレスって。。私そんなにかかってる?!」という戸惑い、
ネットを調べて腫瘍だとか、不妊になるとか書いてあり
医学書を立ち読みしてはこの病気の情報を探すが、
書いてないor数行しか書いてないものが多く
腑に落ちない日々。。
というのも、私は生理がこない、乳汁分泌という症状は1回もないんだよね-
それから数年後、
通院前から勤めていた職場では、
困難な仕事をこなす立場が続く一方、頭に花がさいた新人の指導も任され始め
いろいろ疲れ果てていく時期に突入。
頼りにしていた先輩は産休へ入り、
朝は早く夜は遅く。。。あの頃は気付かないようにしていたが自分らしさを失っていたな。。
ついには仕事を辞めたらこの病気が治るのではないかと思いはじめて
でもせっかく頑張ってきたこの会社をやめるのは正解なのかと悩み
半年間カウンセリングにかかり、結果、仕事を辞めました。
当時のことは、病気で身体的に働けないというより
自分が病気の脅威に負けたという感情が強く残っています
でも今日振り返って、
負けたという思いを修正して、
自分の健康を守るために選択したという想いに上書きします。
その時の自分がたくさん悩んで選んだ選択。あれだけ悩んだ末の選択だから。後悔はしません。
(やめると決めると気分も晴れカウンセラーと話すこともなくなり心療内科も卒業できたしね)
そして5年間の中での変化といえば
結婚をして30歳を過ぎ
この病気を見た他科の医師や看護師からは
「不妊治療?」とさらっと聞かれるようになりました。
たしかに不妊治療の薬。
でも、私の入り口は不妊治療目的ではなかったので
かなり違和感。。。このぶつけようがない気持ち。わかってくれる人いるかな?
でも、早く気付けたおかげで不妊治療を早めに始めれたということだと思っています。
☆この病気を通して思う事
実は、この病気を調べて不妊というワードをたくさん見たので
あぁ私はきっとすぐに子どもができないのかなと思っていましたが
避妊解禁して3か月目に妊娠しました。
ちゃんと薬を飲んで、基礎体温をつけて
生理周期を安定させる努力をすれば
妊娠はできました
今回の流産後に医師からも
「今回はあきらめることになったけど、ちゃんと妊娠できるってことだよ。」と言われました
この病気は珍しくないそうですが
私の周りにはこの病気の人は知る限りいません。
近所の薬局でカバサールがなく、何か所かまわり
最終的には最後の薬局で取り寄せてもらいました。
不安なことはたくさんあると思うけど
でも、病気が教えてくれたこともあると思えてきたら
あなたの勝ちだと思う!
がんばろうね。
☆そして最後に思い出したこと
カバサールのジェネリックであるカベルゴリンのほうが安かったので
私は途中で薬を変更しました。カベルゴリンに変更して合うか合わないか
個人差があるので、変更当初は体調の変化に注意していましたが
私はとくに問題ありませんでした。
カバサール、カベルコリンは湿気と光に触れると薬効が弱まるので
乾燥剤と保存袋にいれて保管するようになっていますが
取り寄せてもらった薬局では始めそのままで渡されて
薬剤師の方が知らなかった様子だったので、お伝えして用意してもらいました。
※この記事はあくまでも私の体験談なので参考程度にしてくださいね。