今日は私の父の事を書きます。

 

母が亡くなってからもうじき丸2年。

 

この2年でだいぶ老けたな~とは思っていたけど、実感させられる出来事があった。

 

6月に白内障の手術をした父。

 

実家で1人暮らしになったが、まだまだ元気で生活していかなきゃいけない、車の免許の更新もすると意気込んでの事だった。

 

術後3ヵ月は畑仕事はしてはいけない(目に汗が入るのを避けるため)と言われていたので、山作業を趣味としている父だけど3ヵ月は我慢する事となった。

 

山に出かける事はできなかったけど、頻繁に眼科通いの為札幌へ出てきた。

術後3か月目の今回。

 

経過は良好で、次回は半年後の検診との事。眼鏡の度数合わせをしてもらい、眼鏡屋さんで眼鏡も新調した。

 

通い慣れた眼科へ行く時の事。

 

眼科の駐車場は狭いので、弟には近くのスーパーの駐車場に車を入れてスーパー内の専門店で時間を潰してもらい、私と父とで歩いて眼科へ向かった。

 

スーパーを出て駅の構内を通ってすぐの眼科。

父は以前より前傾姿勢で歩くようになったな~とは思っていたけど、足腰はしっかりしており、杖や手すりは頼らずとも歩ける。

 

下りの階段でちょっとつまずいて「あっ!」と声を上げたので咄嗟に父の腕を掴んだ。

 

めちゃくちゃヒヤッとしたけど、すぐに「大丈夫、大丈夫」とバランスを持ち直した。

 

だけど、掴んだ父の腕が、よぼよぼで内心ものすごくショックを受けた。

 

私の知ってる父の腕は、いつも山作業道具を扱う堅くガッシリした腕。

 

いつの間にか肉が落ちたおじいさんの腕になってしまった。

 

実際82歳のおじいさんだけど。。。

 

眼科を終えて眼鏡屋さんで眼鏡の仕上がりを待つ間にお昼ご飯を食べに行こうと提案し、回転寿司を食べに出かけた。

好きなネタを選んでね。といっても選ぶの自体が面倒だと言うので、適当に私が見繕って注文した。

 

思ったほど全然食べられなくなった父。

 

「たまには外食もいいでしょ?」

 

と聞いたけど、「出歩くことが疲れる」と言った。

 

お会計は弟がサッと済ませてくれて、息子にご馳走してもらえた事がものすごく嬉しかったようだった。

 

父には母の分も元気で長生きして欲しい。