いまテレビで「中国企業のハイセンスが日本上陸し格安の薄型LEDテレビを販売開始する」とのニュースを見た。
いま、実際に液晶の様子を見ているのだが、正直な話、液晶の弱点がそのまま浮き彫りになっているという印象が。

確かに安い。
15%ほど安いそうだ。

だが、液晶の弱点である視野角度の問題がそのまま見え隠れしていた。
視野角というのは画面を斜めから見た場合、どの角度まで映像を普通に見ることができるかという角度。
液晶パネルが目の前にあるなら、少しずつ角度を変えてみればわかりやすいが、ある程度の角度になると同じ画面内なのにどんどんと色が変わっていく。
これが液晶の視野角の問題。

品質の高い液晶ほどこの視野角が広く、角度が変わってもほぼ同じ色で映像を視聴できる。
日本製のテレビの多くは、この問題に対応できるような液晶パネルを採用している。

ところが、ニュースの画面に出てくるハイセンスの液晶パネルは、少し角度が斜めになると、すぐに液晶の中央部分と端部分の色が大きく違っていた。

大型液晶は、画面が広いため、中央と端ではかなり視野角が変わってくるので、性能の低い液晶パネルを使ったテレビは、少し寝転んでテレビを見るだけで、「変な色」になってしまう。

安く、見た目の機能が豊富で、格好はそれなりに良い。
一時的に売れるだろうが・・・。
買う人はかわいそうだと思う。

ハイアールのように不具合のオンパレードとならないようにしていただきたいものだ。