通訳案内士として働いていますので、年の半分弱はホテル暮らしです。
よくお世話になるホテルの朝食会場には、お気に入りの品々があります。
例えば金沢。
今、私の中では、蟹より、ノドグロより、おでんより、金時草がブームです。
モロヘイヤにも似た粘りと、こくのある味わい。濃い緑と紫色の彩りもよく、とても美味しいです。
が、晩御飯に入るお店で、金時草おひたしを注文すると
こんな感じで素敵に580円はしてしまいます。
なので朝食ビュッフェに並んでいればとってもラッキーで幸せです。
そのお隣にさつまいものレモン煮もあれば更に嬉しく、ご飯少なめによそっていただき、新鮮な魚貝を載せてのチラシ寿司とともにいただきます。
高山では、名物ほうば味噌はともかく、乳製品の美味しいところなので、牛乳、ヨーグルト、プリンのポイントが高いです。
広島では、リーガロイヤルホテルの朝食がとても好きです。
時折、やけに並び待たされることがあるのですが、それでもトレーを持ち、食事を取り始めると、あ、これ私の好きなヤツと、薄ら笑いを浮かべてしまい、待たされたことなどどうでもよくなってしまうのです。
フルーツとヨーグルトのセクションにある、オレンジのシロップづけディル風味。
これは必ず取ります。
ヨーグルトの上にかけて食べると大層美味しいのです。
作ってみることにしました。
オレンジの皮をむき、ディルを洗って細かく切り、さあてシロップを作りますか?いや、コンポートのようにサッとシロップで煮るべき?と考えました。
考えた結果、シロップの代わりに目の前にあったスパークリングワインを注いだら、いい感じになりました。
たくさん作ったうちから、器によそったものなので、実際ホテルで見る姿とはちょっと違いますが、こんな感じにできました。
スパークリングワインは決して立派なものではなく、コンビニで売ってる小さいカンのやつ。
ホテルで飲むつもりで買って、飲まずに寝ちゃった結果、スーツケースに入れられて帰宅したのを利用しました。
ちょうど良いです。
冷蔵庫で冷やしたら、アルコール感はすっかり消え、オレンジの甘味を引き出し相乗効果。
ディルの風味が爽やかです。
広島リーガでは、サラダコーナーにある、広島菜とエリンギのマリネも大好きで、必ず取ります。
広島菜は、加賀野菜金時草と同様、自宅周辺では買えないので、家で真似をしようとすると、小松菜とエリンギの炒め和えみたいになっちゃいます。
そしてパンコーナーでは、広島レモンクッキーとレモンケーキ。
様々を皿に載せている私に向かい、「これ、私達にとっては朝から食べるものじゃないわ。昼とか夜のメニューよ。」
というお客様もいますが、良いの良いの。