リッドキララ

 

 

 

私には行きつけの公共図書館がありまして、週に1~2回通っています。

そこで本を探すというよりは、予約していた本が入ったと連絡が来るので、取りに行くスタイル。

最近は勤務先の中学でも借りているので、予約本を受け取って借りてた本を返却したらすぐ帰る、的な使いかたをしています。

この公共図書館、なかなか求人が出ないし、もう何十年も勤めてる人もいたりで、顔ぶれがほぼ変わらない。

今年に入ってすぐ、珍しく求人が出て、新しい人が入ってきた。

この公共図書館は女の人ばかりが働いているので、人間関係もいろいろありそうな感じではある。

と、図書館の内情をそれくらい察してしまうくらい、私はこの図書館に通っている。

 

 

 

 

 

この図書館や、市で一番大きな図書館で求人が出るたびに、いろんな友達から連絡が来る。

「行きなよ、求人出てたよ」

みたいな感じで。

前にここにも書いたことがあったんだけど、この公共図書館の募集は司書の募集じゃないので、時給は最低賃金だしチーン

しかも、夏休みだけ勤務とかだったりするし。

だから春に、行きつけの図書館の求人が出た時は、ちょっと心が動いた。

その時にはもう、今の学校司書をしてたんですけども、周りの人達が「行きなよ」「受けなよ」としきりに言うもんで。

 

 

 

 

 

だけど冷静に考えると、私は多分ずっとその図書館に通うことになるだろうし。

そんな私の行きつけの図書館を職場にしてしまうというのは、いかがなもんだろうか。

図書館とか本屋さんというのは、自分の趣味や興味のあることなんかをレジや受付で悟られてしまうところなので。

今はセルフレジやセルフ貸出なんかができるようになったけども。

私が行きつけの図書館で働くとなると、趣味趣向が職場の人達に知られてしまう。

それに、もし途中で辞めてしまったりなんかしたら、行きにくくなってしまう。

ということは、自分の好きな場所や行きつけの場所を仕事にしてしまうのは、ちょっとリスクが伴うということだ。

 

 

 

 

 

なので私は今後もずっと、この図書館の求人に応募することはないと思う。

この図書館で私は一生、ただの普通の利用者でいたいから。

司書だということもバレたくないし、一般人としてずっと利用しようと思う。

それに今勤めている学校図書館は、もし辞めたとしても、もう行くこともないので気まずくもないし。

例えば、自分の行きつけのスーパーやコンビニに勤めて、人間関係をこじらしちゃったり、辞めちゃったりした場合に、もう二度と行けなくなってしまうというのは、ちょっと嫌だなって感じかな。

 

 

 

 

 

今の学校司書は、家から離れた市なんだけども。

今思えば、それでよかったかな、と思う。

職員室で先生方の話を聞いていると、同じ市に通っているので、買い物中とかでちょくちょく生徒に会うことがあるらしい。

私の場合は市も違うので、会うこともないし。

公私が分けられていいのかもしれない。

とある先生は、1人カラオケをしていたら、帰りに生徒一家とカラオケ屋さんのエレベーターで一緒になったらしい爆  笑

 

 

 

 

 

今後、私はずっと学校司書を続けられるかどうかはわからないけども。

やっぱり私は、職場選びには自分のテリトリー以外のところを選ぶかもしれない。

自分の好きを仕事にしてしまうというのは難しいもんですな。