ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

 

うちの父の実家が、どうやら墓じまいをするとの話を、先日母から聞いた。

それを聞いた私は、「まあ、仕方ないよね…」と簡単に受け入れてしまった。

だって…、私も父方の墓参りは、もう長い間行っていない。

下手したら20年以上行ってないかも。

墓参りに何十年も行ってないなんて、けしからん!って感じではあるんですが。

それには、ちょっとした理由があるんです悲しい

 

 

 

 

 

父の実家のお墓は、実は山の中にあります。

家の裏の山です、とかならまだしも、家からけっこう歩いて、細い崖道を通ってしばらく歩いた先にあります。

お盆に行くと、行くまでの道は草だらけだし、蚊がものすごい。

そしてそのお墓は、うちの一族全てのお墓があるような感じで。

よく見ると江戸時代のお墓から、ずらっと並んでいるような感じです。

田舎だからできることなんだろうけど、山奥の隠された土地にある墓地。

外からは墓地があることなんて、わからない。

ちょっと不思議な場所なんです。

昔は土葬だったので、家から重い棺桶を担いで歩き、崖道を歩き、お墓まで行っていたそうです。

 

 

 

 

 

 

そんな感じなので、なかなか行く機会がなくて。

父の実家の仏壇に参るくらいですかね…。

その実家ももう、今は10年くらい誰も住んでいないので。

うちの父は、その家の次男で、長男である伯父はそこから車で1時間強くらいの場所に住んでいます。

奥さんは認知症でもう施設に入っているし、私のイトコに当たる伯父の子ども達も遠くに住んでいて、「墓の管理までは無理」と言っているそうで。

しかもイトコの奥さんは、空き家になっている実家を売るか、一棟貸しの宿にしたいそうで。

正直、私的にはいい気はしないけど、私はもうその家の人間ではないので何も言えないというのが現実で悲しい

その家には私も含め、いろんな親戚達の思い出が詰まってるので。

とはいえ、空き家にしているのは事実で。

誰かに住んでもらえるのなら、それはいいことなのかもしれないけど。

田舎すぎて、売れないだろうな。

 

 

 

 

 

 

というわけで、話題は墓じまいです。

そういう状態なので、墓じまいはやむなし、って感じなんです。

通うのに困難な場所にあり、崖道はもう今も通れるのかな?みたいな感じで。

うちの両親も何度か行ったりしてるみたいですが、山道が困難で、草がすごくて山道がなくなっているとかで、その都度草を刈ったりとなかなか大変みたいで。

それに、墓じまい・仏壇じまいに関しても、けっこうなお金がかかると思うんですよ。

それをどこから捻出するのか。

祖父母の遺産は、長男一家がほとんど持って行ったけど、正直そんなに額はなかったような気がするので。

多分あの墓地、20~30のお墓があると思うんですけども。

あれは、どうするのかなあ。

そのまま放置するってこと?

いやいやいや、それは墓じまいとは言わないよね。

ネットで調べたら、きちんとお墓を撤去して、永代供養とか他の方法で供養するらしいので。

 

 

 

 

 

うちの父も自分達の墓地を用意はしているけども、

「永代供養にしようかな」

と言うようになり。

私も実は「永代供養がいいな」と思うようになってきた。

墓参りはいいことだとは思うけど、これが「墓守」とか言われると、ちょっと重いよね。

女の子しか子どもがいない家では昔、祖父母や親せきから

「誰がうちの墓守をしてくれるの?

養子をもらって、家の名前を残して。」

みたいなことを言われていたらしいですが。

もうそういう時代じゃなくなってきた、って感じですよね。

 

 

 

 

 

私も永代供養でいいので、別に義務的な墓参りなんて必要ないです。

私の子孫達の手を煩わせるのも、申し訳ないので。

私自身、墓参りは嫌いじゃないです。

だけど、年に何回も墓参りの行事があるから、大変ではあるよね。

花を用意したり、お掃除したり。

墓じまいをすると、そういう煩わしさがなくなるのか。

韓国ドラマでよく見る、ロッカーに骨壺とか写真が入ってるタイプのお墓もあるけども。

狭い場所に入れられるくらいなら、樹木葬とか散骨も悪くないかも。