金曜日はA校での勤務でした。
私は2つの学校に勤務しているんですが、A校とB校は全く違うタイプの学校でして。
A校は出勤初日に教頭から嫌なことを言われて、プレッシャーかけられまくって、GWは肋骨の謎の痛みに苦しみ、鬱の薬を処方されて、それがよく効いたりで。
私の中でA校は「地獄校」と呼んでいました。
毎日毎日、教頭からプレッシャーをかけられて、ガチで辛かったし。
図書担当の先生は何もしない人で、初日から大事な書類を用意してくれてなかったりと、ずっと放置され続けてきた。
職員用の靴箱があるのもわからなかったし、備品がどこにあるのかも誰も教えてくれなかった。
だから手探りでひとつずつ覚えていったり。
そして、もう一校のB校は逆に「仏校」でした。
校長も教頭も仏のように穏やかな人で、優しくて。
図書担当の先生も優しくて、A校で必死こいて私がしている仕事を、代わりにしてくれてたりする。
図書室の備品も潤沢だし、何かあった時に図書の先生がすぐに対処してくれる。
A校ではそういうわけにはいかない。
備品の購入も嫌な顔をされるし、図書の先生には笑顔で放置される。
本当に、A校とB校は真逆な学校でした。
少しずつ慣れてきた6月頃。
私はもう開き直ることにした。
『べつにいいじゃん、嫌われたって』
『来年も使ってもらおうとか思わなくていい』
『ここはきっと1年で異動になりそうだから、逆に利用するつもりで、ここでいろいろ仕事を覚えていこう』
というわけで、力を抜いて、自分の自由にやるようにしてみた。
その頃から教頭も仕事を認めてくれるようになり、思えば、職員室で一番よく話す相手になっていった。
図書担当の先生が私を放置するのも、自分の仕事が忙し過ぎるからで。
だから先生を手助けしてやろうくらいのつもりで働いていたら、いろいろ話せるいい関係になり、今ではいろいろ助けてもらえるようになった。
それに今思えば、放置されるのは…、私の好きにやってもいいってことで。
だから、A校ではずいぶん好き勝手やらせていただきました。
そして2学期の終わりくらいから、漠然と私の中で「地獄校」と「仏校」とは考えないようになってきた。
かつて地獄校だったA校は、今では居心地のいい学校になり、逆にB校は、何故か居心地の悪い学校になっていった。
B校に何かあるわけではないんだけど。
なんかいろいろ闇が見えちゃって。
あ、校長教頭先生方、みなさま優しくていい方達です。
むしろA校の方が、嫌な先生もいるし、問題も山積みなんだけども。
それでも私はA校の方が居心地がよかった。
この間のA校の勤務日。
6年の図書の授業最後の日だった。
図書委員で1年間、仲良くしてきた6年の男子数人が、
「先生、会えるのは今日も最後かも。
一年間ありがとう。
来年は俺らの行く中学に異動とかないの?」
と、挨拶に来てくれた。
もう、ちょっと泣きそうになりましたよ。
泣かんけども
実はA校の生徒と、B校の生徒。
どちらも仲がいいんだけども、実は圧倒的にA校の生徒との方が距離が近くて。
通学路で出会って一緒に登下校したり、図書室開放時間にやってきてはいろいろ話をしてくれたり、図書委員の子なんかは本当に我が子かと思うくらいいろんな話をした。
そして、「4月から別の学校に転校することになった」と、本を返しがてら挨拶に来てくれた子もいた。
よく本を読む、好奇心の強い子でした。
「次の学校でもたくさん本を読んでね」
と、話して、お別れした。
A校にはまだまだ何日も行く予定なんだけども。
授業の関係で、会えるのは今日が最後の子もいたりで。
4月からもこの学校にいるかは、まだわからないわけで。
気楽に「4月からもまた会おうね」とも言えず。
仕事は楽しい。
でも行きたくない。
行ってしまえば楽しいんだけど、行くまでがストレス。
あと数日で、私的3学期は終わる。
春休みは10日ほどしかないけど、しっかり休みたい!