この間、実家に帰っていた時に、ふと思い出したことがある。
うちの母は手芸が大好きで、そのジャンルも様々で、普段は壮大なパッチワークや鞄を作ったりしています。
主に布を使ってする手芸が多いみたいなんですが。
そんな母が、私がまだ小さい頃にハマっていた手芸、それを思い出したんであります。
それは…、石鹸にピンとかを打ち込んで、リボンを巻き付けたり造花を刺したりする手芸です。
この手芸を、同僚に聞いてみたんだけど、誰も知らないと言うんですよ。
なんかね、私も教えてもらってやったことがあるんですが。
せっけんにピンを刺して、それにリボンなどを巻き付けて装飾して、家に飾るものでした。
なんか、針金とかを刺して、白鳥の形にリボンで仕上げたりしてたようです。
バスケットみたいにして、造花を刺したり。
私がやってたのは、母に言われるままにピンを打つだけだったんですけど
確かその手芸で使う石鹸は、何故かLUXのみ、と決まってました。
何故LUXかというと、LUXの石鹸はきめが細かくて、ピンを刺しやすいからです。
試しに他の石鹸で試したことがあるんですけど、ピンを刺すと割れちゃったりするんですよ、真っ二つに。
だけどLUXではそうならない。
当時の私は、「LUXすげえな!」と感心したものです。
そして今でもあの、石鹸にピンを刺す感覚を鮮明に覚えてます。
めっちゃ気持ちいいんですよ
実家でその石鹸アートのことを思い出した私は、母に聞いてみた。
「やってたやってた、そんなの!」
と、母もすっかり忘れてたみたいで。
どうやら、母の職場の同僚が教えてくれたものらしくて、
「一時期は、ものすごい大量生産して、人にあげたりしてたよね。」
とのこと。
石鹸のいい匂いがしていいんだけど、埃が溜まりやすかったりで。
最初はいいけど、そのうち持て余してしまった。
だけどなんか、久しぶりにやりたくなったのよ。
あの石鹸にピンを刺す感覚を、また経験したくなってきた。
が、しかし。
私は究極の不器用である。
また機会があれば、うちの母も巻き添えにしてやってみようかな。
一体、石鹸アートって何だよ、ってお思いでしょうが。
『ソープバスケット』で検索してみてください。
幾つか、作品が出てくると思います