週に何度か、うちの母と電話をしている私なんですが。
この間、「お父さんとテレビについてモメた」という話を聞いた。
うちの父はテレビっ子というか、テレビ大好き人間なんです。
それは私が生まれた頃からだったので、相当のテレビ好きです。
常に見てます。
テレビを見ている時の父は、とても幸せそうです
まあ、そんな影響なのか遺伝子なのか知らないけど、私もテレビ大好きですけども
しかし、母だって好きなテレビを見たい。
今のテレビは父が占領しているため、母は台所にテレビを設置してるんですが。
食事で台所にやってきた父は、母が見てたテレビも平気でチャンネルを変えてしまう。
父の中では、家じゅうのテレビは自分の支配下にあると思ってたんだろうか。
本音を言うと母は、台所に簡易的に設置されたテレビではなくて、リビングでゆっくりテレビが見たいのである。
しかも父は22時くらいまで今のテレビを占領する。
で、ある日、うちの母は父にとうとう打ち明けた。
「私もゆっくりテレビが見たい!」
「キッチンのテレビ権は私のものだと思う」
それ以来、うちの父は遠慮するようにはなったらしいけども。
やっぱり一日中家にいるわけだから、いろいろとストレスは溜まるわな。
近所の犬の散歩友達は60代後半なんですが、旦那さんがそろそろ仕事をリタイヤするそうです。
「どうしよう。
家にずっといるとか、地獄なんだけど!」
と、いつも言ってるので、相当怖いんだと思う。
昔は退職したら、隠居生活だったんですかね?
うちの祖父なんかは、趣味に生きてましたけど
和太鼓をしたり、盆栽をしたり、頻繁に海外旅行に行ってたし、陶芸も、畑や田んぼもしてた。
だってあの頃は…、退職金の金利で食べて行けるくらいと聞いていたので。
さぞかし、裕福な老後生活が送れてたんだと思うよ。
でも、うちの父の時代はどうだろう。
うちの父は55歳で早期退職をしたんですが。
早期退職後も、嘱託社員で数年働いてたました。
早々に隠居生活は送れなかったと思う。
祖父の頃より、年金の支給時期も遅かったはずだし。
父も趣味は釣りだの、グランドゴルフだの、いろいろあるけれども。
コロナ禍の今、なかなかそういうイベントも自粛ムードになり。
家に籠もる生活になり、ますますテレビっ子になっていった父。
だけど母だって、ゆっくりテレビが見たいよね。
私の思うに…。
母にもゆとりの時間は必要である。
自由にテレビを見たり、趣味の手芸をしたりする場所。
となると…、やっぱり居間は2つ必要なんじゃないかなと思うようになった。
父用と母用。
その方がお互い、精神的に健やかに過ごせるんじゃないかな、みたいな。
1人の時間はお互い必要だ。
日中は、お互い好きなことをやって過ごしたらいいんじゃないかな。
元々うちの母は、ボランティアだの習い事だの、趣味のサークルなんかで、ほとんど家にはいない人なんだけど。
コロナのこともあって、家にいる機会も多くなり、ストレスを感じてるのもあるんだろう。
両親の為に何かしてあげたいなあ、と思った私は。
とりあえず両親に何か提案したいとは思ってるんですが。
どうしたらいいものか。
できれば、両親には精神身体共に健やかに過ごしてほしい。
楽しい老後を送ってほしいと思っていますが。
一日中、夫婦が特段することもなく、家で過ごすというのは、なかなかハードルが高い。
リモートで在宅勤務してたカップルや夫婦がストレスをためるのは、こういうことなんだろうと思う。
お互い1人の時間は必要だし、だけども家族なくで一緒にいるべきではあるし。
なかなか難しいね。