小学1年生の夏休みの思い出

母方の祖母と母と私の3人で
枚方三越デパートの展望レストランで、ご飯食べてん

その後は屋上遊園地へ行った
子どもが大喜びするコース

そやけど母は祖母と話がしたかったらしく
「これで好きなもん食べて乗り物で遊んどき」と言い
千円札を1枚くれた

私はアイス売り場へ行ったけど
暑すぎて客どころか店番もいぃひん

仕方なく乗り物に...と思ったら、係のおっちゃんが小屋の中で高校野球のラジオを聞きながら居眠りしてる
どもならんわ┐(´д`)┌

こんな時に乗り物なんて誰も乗らへん
椅子が熱過ぎて座れへんもん
だいいち外にいるとな、光化学スモッグや日射病になるって石原せんせいが
ゆーてはったし
(あぁ熱中症とは言わない時代の話やで)

一人ぼっちでつまらんけど、お母さん泣いてるみたいで
私は2人がいる日陰のベンチへは戻れへんかった

あまりに暇やし私は千円札を
100円玉へ両替した
(いや500円玉は まだないねん
昔は500円札やってんで)

10枚の100円玉を何回も数えて
暇つぶしをしてポケットに入れた

暇なので100円玉を1枚
10円玉に変えてみた
それを何度も数えてポケットへ...
また100円玉を10円玉へ
何度かやったらポケットがいっぱいになってしもぉたからポシェットに入れた

またまた100円玉を10円玉へ
とうとうポケットもポシェットも
満タンになってしもたから
麦わら帽子を脱いで
その中へ10円玉を入れてみた
千円札を全部10円玉に両替したら
めっちゃ重たいで ・・・

あまりにも暇で哀しぃて
何度も何度も10円玉を数えててん

何回数えても100枚あった
(あたりまえ...)

本当に日射病になりかけた頃
祖母と母が来て「なにその10円玉!
何やってるの?」と怒った

私は「両替・・・」と言うしかない

祖母も母も泣きながら大笑いした

「あんたの娘ほんまにアホやなぁ
こんなアホな子を置いて どこへも
行くわけに行かへんで」と祖母

「ほんまになぁ アホやわ」と母

「お母ちゃぁん半分10円玉貰って~」と母が祖母に おどけて言うと
「嫌やわ お気に入りのカバンが潰れてしまう」と祖母が大袈裟に逃げる
「うわぁ私の財布が潰れる~」と母

ふたりとも全然泣いてなくて
ゲラゲラ笑っていた
私も 笑った


大阪でゆぅアホは
I love youやMy Dear やで
念のためにね
雰囲気伝わるかなぁ・・・


相変わらず アホな私
誰かを少しでも
笑かせとったらええねんけどなぁ