先日、疥癬になった猫のお話を書きました。
この時、仔猫とお母さん猫とお父さん猫の不妊去勢手術の依頼で、お父さん猫がハッキリと疥癬にかかっていたんですけど、3頭で過ごしていたわけですから当然ながらお母さん猫も仔猫も疥癬にかかっていました。
程度でいうと
お父さん猫:重症
お母さん猫:中程度の症状
仔猫:軽症(耳の後ろだけ)
お父さん猫を病院に連れて行ったとき、仔猫はすでに自宅にいました





で、改めて仔猫の体の確認をしたら軽症ではあるけど感染が確認されたんですね。
新たに猫を家に入れるとき、新入りは便検査がO Kになるまで隔離はしているけど、空気感染(ダニなので、猫が掻いて落とした皮膚にダニがついて舞ってしまう可能性があります)を予防する様な状態ではないので、かなり焦りました

ただ幸いに、何故か、たまたま夫が仔猫を入れたゲージを段ボールで覆う。という事をしていたのと、キモト先生に連絡をして、イベルメクチンっていう粉薬をいただいて飲ませる。という迅速な対処ができたので事なきを得たんですけどね。
今回、疥癬って病気を自分なりに調べたんですが、以下のサイトがわかりやすかったので、載せておきます。
🔻疥癬の治療法
飲み薬や、今はレボリューションプラス(色々読むとレボリューションでもいけそう)というスポット薬で治療できます。
ただ、ダニのライフサイクルに合わせて対処しないといけないので、飼い猫や保護猫で定期的にお薬を飲ませることができるかできないか?によって選ぶお薬が変わります。
今回の様に、餌やりさんがはっきりしない野良猫ちゃんの場合なんかは、新しくできたブラベクトっていう3ヶ月効くスポット薬が良いのではないか?と提案されて、それを選択しました。(ちょっとお高く3240円(野良猫価格)だったかな?)
🔻疥癬の予防
これはもう掃除しかないと思います。
それから、室内飼いであっても定期的にノミダニ駆除をしましょう。
🔻疥癬の猫をリターンするかしないか?
疥癬の治療は難しくありません。
時間はかかりますが治すことができます。
ただ、捕獲した場所には疥癬の原因となるヒゼンダニがいるので、リターンしたらまた疥癬にかかってしまいます。
※猫が弱っているから疥癬になるのではなく、疥癬の原因となるヒゼンダニがいるかいないかが問題になります。良いご飯を食べていたら疥癬にならない。ということではないです。
☆猫の寝床がはっきりしている場合ー
(外飼いの方や、お庭を地域猫の寝床として提供してる方など)
リターン可能!
・寝床を新調する。
・『ダニ取りシート』をセットする。
などの対応をしてみると良いですね。
☆猫の寝床がわからない場合ー
保護も一つの選択肢になります。
ただし、餌やりさんがわかっていたらお薬を飲ませることができますので、リターンが可能になりますね。
今回は色々勉強になりました。
そして、『飼い主ないない猫』ちゃんはやはり過酷な状況で日々を暮らしています。
『飼い主のいない猫』を増やさない様に、地域の皆さんで対策を取ってくれる様に働きかけをしていきたいと思います。
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