5/9 午前11時に入院

5/10  午前9時から手術でした。






手術室に向かう時に渋滞していてビックリしました。

オペ室は7部屋あり、1日に30件、40件の手術を

やっているようです。


オベ室に入ると麻酔の先生から名前、生年月日、手術部位を言って下さいと言われます。

確認後、すぐにマスクの上からモワッとした

麻酔が出てくる物を当てられて数回呼吸したのは覚えています。


〇〇さーん、手術終わりましたよー

という執刀医と麻酔医の声が遠くで聞こえました。

その時に

目も開かない、意識もまだはっきりしてないのに

一番に思った事って何だと思いますか。


しまった、手術してしまったんだ、もう戻れない

でした。


その後何を言われても、

顔をしかめてもがいていた気がします。

終わりましたよと言われた後の意識はなくて、

次は病室でマスクの上から酸素吸入をして、左側に輸血パックから落ちる血液の点滴が見えました。

出血した血液を戻すと聞いていたので

こんなに出たんだー

痛いー

と思って、また記憶がありません。


こんなに痛いなんて。

想像以上の痛みです。

エコノミー症候群にならないように、

術後すぐから足首を頻繁に動かす様に、言われていた。

血栓で死なない為に激痛の中、意識が朦朧とした中足首だけは必死に動かしていた。

生への執着だな。

こんなに痛いのに動かすなんて💦


今までの手術や流産で全身麻酔で処置した時、出産した時の中で1番痛かったです。


丸一日朦朧としていましたが、その中で怖かった事があります

いつの間にか眠りに引き込まれる中で、

息を吐いたままそのまま深ーい眠りに入っていくのです。

そこでハッと気付きます、

早く息を吸わないと、

早く早くって

そして慌てて大きく息を吸う

っていうのを丸一日何度も繰り返しました。

麻酔の影響で深い眠りに引き込まれて行くのです。


これがいつまで続くのかと本当に怖かったです。


あと術後すぐの、きつい痛みの中

吐き気がし始めて、同時に便意が'.…

というか、お腹も痛いけど脱力して出てきそうな感じで

お恥ずかしい話しですが、

もう体の中の物質全て出るんじゃないかという感覚が吐き気と同時にやってきました。


でもここでは絶対にダメ、同室の人にも迷惑がかかる

必死に朦朧とした中看護師さんに訴えて

おしりに容器を当ててもらったり

おむつをしたりしました。

こっちに体を向けてとか

持ち上げてとか言われながら

ピクリとも動かないような体をよく動かしたなと自分でも驚きます。


4人部屋です。

1人は前日に膝の靭帯断裂で手術をしていました。

残り3人は同日に手術です。

膝が1人と人工股関節が2人

看護師さんは夜中もずっと動きっぱなしでした。

体温、酸素飽和度、血圧、点滴交換、状況聞き取り

アイスノン交換と1時間おきに来てくれてました。


手術したのは私達だけではなく、何十人もいるのだから

看護師さんは1晩中動きっぱなしだったと思います。

ありがとうございました。

感謝しています。


水が許可されると、全身麻酔でからからに乾燥した口が少し生き返りました。

電動ベッドを動かし上半身を起こして水だけ飲めます。



5/11

もちろん激痛です。

麻酔の影響か1日中ウトウトと眠ります。

その激痛の中酸素マスクを鼻からの酸素吸入に変更出来て状態が良ければ歩行器で歩いてみます。

そうすると尿管の管を外してトイレに歩いて行くことが出来ます。

同室の方は朝には自力でトイレに行くことが出来ました

夜中あんなに痛がって痛み止めの座薬を欲しがっていたのに。

先生も様子を見に来てリハビリもスタートしていました。


一方私は、先生が様子を見に来ることもありません。

もも裏の引きつりが激しくて普通に歩けなくて看護師さんから許可が出ません。

でも、管を外さないと膀胱炎のような残尿感が辛くてたまらないのです。

それから術後ずっと我慢していた便意の様なものもどうにかしたい。

それには管を外してトイレに行かなければいけないのです。

看護師さんにお願いして理学療法士に歩行器での歩行を見てもらいました。

外すために必死に歩きました。

そしてめでたく管を外してもらいました。

私がやっと歩行器で歩行を初めた頃に

同室の方は午後には杖歩行に移行していました。

私がどうなふうに歩けないのかというと、

手術前にもも裏が引きつって歩けなくなっていた、痛みが何倍にもなっているのです。

歩く時と便座に座る時、足を開こうと動かすと激痛なのです。

手術したら歩けると思っていたのに、

こんなに痛い手術をしても歩けないのか。


5/12

シャワー許可が出る。

同室の人はもう杖歩行でリハビリ室に行ってリハビリをしている。

私はずっと理学療法士を待った。

昼前にやっと来ました。

結果は、歩行器、シャワーと許可が出たからごく普通と思っていたけど普通じゃないと。

股関節の手術をしたら歩けるという足ではない。

良くシャワー入れましたね。

との、事でした。


色んな所が癒着していると。

剥がさないと歩けないと

必死に施術してくれました。


午前、午後とやってくれて少し改善しました。

でもまだ杖の許可は出ませんでした。

どんどん私だけ遅れてしまっています。


5/13

朝担当医が来た。

やっとだよ

他の先生は朝晩来てるよ。

待ってたよ、嬉しいよ先生❤️

仕方ない、有名先生は忙しいのです。

引きつりが強くなってる事はお話した。

手術は成功しているのでリハビリを頑張ってとの事でした。

担当の理学療法士の方が上の人に相談してくれて

午後はその方が来てくれることになりました。

ありがたい。

私は、まだ歩行器です。

同室の方は階段の練習もして、

退院のリハビリ説明会に参加していました。

さらに差が開きます。


午後に来てくださった理学療法士さんは

ゴッドハンドでした。

私の仕事内容等も聞き、どうしてこんな足になったのかを理解し痛い所をほぐしていってくれました。

ここと、ここと、ってビタリとハマっていきます。

その結果、歩けたんです。

足に体重をのせる事が出来ました。

歩行器に軽く手を添えるだけで歩けました。


歩きながら涙が出ました。


でもまだ歩行器です。


ここの病院は強い痛み止めを飲んででも

動いてリハビリをする方針です。


ボルタレンで私は胃が少し痛かったので

夜は

痛み止めはカロナールになりました。


すると

とたんに痛いんです。

これは大変だ。

この痛みでは、明日も担当さんが休みで

ゴッドハンドが来てくれるのに

歩く練習出来るだろうか。

消灯後は1時間おきにトイレに行きました。

溜まっていた老廃物が出たのではないでしょうか。

そういえば

午後に担当医から予定通り5/16に退院となり

次の診察の予約日時を知らされました。


こんなに遅れてるけど

予定通りで大丈夫なのか不安になりました。


5/9〜5/13までの記録です