出生前診断について思うこと1 | 根っこさがし 第二章 

出生前診断について思うこと1

私の父は、医師でした。
産婦人科医師ではないけれど、私が帝王切開で産まれたときは
一緒に手術に入ってくれたそうです。
(お父さん、泣いたんだよーって母が言ってました)
忙しいなか、私たち子供の面倒はよく見てくれたし、
とても可愛がってくれたと思っています。

私が小さい頃、父も何かの勢いで言ったことだと思うのですが、
「お前が産まれたときに、五体満足じゃなかったら
  その場で僕が殺そうと思ってたんだ」
と言われた事がありました。
それに対してネガティブな感情を持てないぐらい幼かったのか、
私は それが世の常なんだ と思うようになりました。

私は若い頃、自分に対する無価値観にずいぶん振り回されました。
いまでも、そういう傾向はあるかもしれません。
その根源が、父のその発言にあるように感じて
1年ぐらい前にその話を父にしました。
責める口調にならないように気を付けながら、
私はその言葉に大分傷ついていたみたい と。
それを伝えて、父もちゃんと聞いてくれたことで私は大分楽になり、
(それはデリカシーがなくて申し訳なかった と言っていました)
自分に対する無価値観も個性として味わえるようになった気がします。