関西の西の外れに住んでいて運が悪いと思うことは、見るべき名峰がすこぶる少ないということだ。

4月29日。一日だけ休みで、妻が姫路の雑貨屋めぐりをしたいというので、昼前に家を出て、近所に最近できたお好み焼き屋で昼食をとり、いちど自分も行ってみたかった雑貨屋に行った。しかし外は雲ひとつないいい天気。個人的にこういうお店めぐりというのは苦手なうえ、こんなに上天気なのに屋内になんかいるのは勿体無いと思い、そのまま店を出て、ドライブに行くことにする。目的地は鳥取県の大山(だいせん)。家から唯一、日帰りできる距離にある名山である。

日帰りできるといっても姫路からではそれなりに距離がある。思い立ったのは12時半。高速を乗り継ぎ乗り継ぎ到着したのは、結局15時を回っていた。

なんで大山なのかというと、新緑と残雪を一緒に写真に撮りたかったから。これが日本アルプスだったら、 簡単に撮れる のだが、関西で撮るとなるとここしかないんだわ。

麓の小汚い珈琲茶屋でクソ高いコーヒーを飲みながら話を聞くと、どうやら先日は大雪が降ったらしい。で、現在残っている残雪はその時のものなんだそうだ。う~ん、一日ずれていたのは残念だが、まだ運はいいほうか?

気になるところで車を停めつつ、大山の麓の道を適当に走る。おお、あれに見えるは 日本海ではないか 。実は山よりもこっちのほうが印象に残っていたりして。来る途中、米子道に水木しげるの絵で「日本海まであと100キロ」と書いてあったのを思い出す。思えば遠くへ来たもんだ~。って、ほんと思いつきだけで来たからそう思うんだろうなぁ。帰りは同じく「太平洋まであと250キロ」と書いてあるのを見て、ウンザリしたが……

まだまだうろつきたいけど、妻は明日仕事なので17時前に去ることにする。中国道を走り、姫路に着いたときはもう19時。あ~、しんど。と、一息ついていたら妻がやたらと食事に連れて行けという。何なんだと思ったら、明日は彼女の誕生日だった。「まだ一日あるじゃん」と抵抗するも、明日はお互いに仕事だから今日連れて行け、と。まぁ、そう言われればそうだわなと思い、姫路駅の東側にちょっと気になる新しい洋食屋ができていたのでそこに連れて行く。中に入って気付いたんだけど、ここってアルバータ(姫路で有力なイタ飯チェーン)だったのね。う~ん、久しぶりに食べるクリームスパ、美味いっす。

家に帰り、ついでにプレゼントを渡してしまう。今年は色鉛筆とスケッチブックのセット。頑張って赤ちゃんの絵を描いてください。