前にテレビで「リメンバー・ミー」を見て、ものすごく面白くて、やっはりアカデミー賞ってすごいや! 見るならアカデミー賞作品だね! ってことでAmazonプライム・ビデオで見れるアカデミー賞作品、この「ムーンライト」を見てみました。
で、相変わらず内容を確認もせずに、見てみたら……
半分ぐらい見てから気が付きましたね(汗)、これって“そういう映画”なんだ、って。
でももう半分過ぎていたので、しゃーないや、「リメンバー・ミー」も中盤から急に面白くなったし、それに賭けるか!
でも結果は、うーん、という感じでした。
あらすじを簡単に紹介すると、内向的な男の子がいました。その子には唯一の友達がいて、知らず知らずのうちに、友達に恋心を抱いていまい、思い切って告白したら両思いになりました。
しかし大人しいその子は、クラスのいじめっ子にいじめられて、友達も嫌々そのいじめに加担させられる。
そのことに絶望した男の子は、自暴自棄になり、いじめっ子に復讐するが、それが原因で刑務所へ送られてしまい、友達ともそれきりになってしまう。
時は過ぎて大人になった彼のもとに、ある日あの友達から連絡がきて……
というよくありそうなベタな恋愛映画なんですが、この映画特有の問題がいくつかありまして、それがまず、
この恋愛が男の同性愛であること
自分がノンケなもんで、まずこの時点でシンパシーを感じることができない。
女に興味がないって時点で、自分にとっては地獄だよ。
念のために言っておきますが、同性愛者をバカにしているんじゃなくて、あくまで指向性の問題ですから。
自分は蛇とか爬虫類を見たら、美しいと思うけど、そうじゃないって人は多いですよね。
次に、
アメリカの黒人貧困者の話であること
この件についてはもう、お腹いっぱいです、みたいな感じで。前も何かの映画の感想で書いたな。アメリカの貧民層の話はもう、見るのはしんどい、みたいなことを。
そんな自分にとって二重苦のような映画なんで、演出が凄い、とか、ここのカメラワークが、なんて見ていて思う余裕もありませんでして、結構苦痛でしたねー。
最後、終わった時も、ああ、結局着地点はこんなところか、ぐらいの感想でした。
せっかくのアカデミー賞でも、こういう風な感想しか描けない自分は、感覚が悪いのかな、なんて思ったりもしたもんですが、Wikipedia で調べてみるとボロカスにこき下ろしている有名人がいるみたいですね。
それがお金さえ払えば何でも出てくれる(失礼!)黒人俳優サミュエル・ジャクソンでした(笑)
氏は同様に「マンチェスター・バイ・ザ・シー」も批判していますが、自分的には「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の方はまだシンパシーを感じれるだけマシ、というか、不思議な魅力があるように感じられるので、いかに自分が男嫌い(ちょっと意味が違うけど)なのかがよく分かるというものです。
って、なんの話だ。
ところで、「ムーンライト」で検索しようとしたら、候補にセーラムーンの主題歌「ムーンライト伝説」が上位に出てきます。
でもよく考えたら、この歌ってこの映画の主題歌にピッタリじゃないか、と思ったりして。