フィンランド映画。
といっても、特にどこの国とか気にする必要はなく、まぁ日本人にとっては北欧っぽい映画とだけ思えばいいのではないかと。
バレエをやっている子供ら3人が主役で、バレエがメインなので、あまりその土地の風土とか風習とかは出てこない。
だから、なんというか、わりとすんなり見れる。
というか、見るまでドキュメント映画って知らなかった(バカ)。
内容的には別に映画でなくても、ドキュメント系CSチャンネルや、日本でもゴールデンタイムにやっていそうな内容だ。
なんせ主人公らが中学生から高校に上がるところで、男なもんだから、男の自分から見たら、ああー、なんとなく分かるわー。みたいな展開が延々と続く。
変わっているのは彼らの青春に打ち込むのが、バレエだということで、同じドキュメント映画の「メルー」のような死と隣り合わせの緊迫感も、「ギフト 僕が君に残せるもの」のような悲壮感もない。
そこにあるのは将来に対する希望と不安だけ。
……いやいや、それだけあれば充分じゃない?
この年代特有の、親から離れて自分の進路を決めて大人になっていく繊細な時期を映画は丹念に綴っていく。
バレエをやる男はあっちの世界でもニッチな存在らしく、彼らはそれにこれからの人生を賭けるべきかどうかを悩む。
確かに心配だろうけど、自分なんか中学3年生の頃どうだったか考えると、彼らが羨ましく眩しく見える。
しかし、バレエも他のスポーツと同じく、若くして引退し、その頃には体はボロボロになっていることを覚悟しての決断をしなければならない、という残酷な現実と隣り合わせであることを分かった上でその世界に飛び込もうとする彼らには畏敬の念すら感じる。
自分もね、ちょうど今、中学3年の娘がいるので他人ごとではないんですけどね。