心疾患と妊娠・出産について 1 | 先天性心疾患_φ(・・

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先天性心疾患患者の手術・入院生活の話、日々の話をゆる~く書いています(^^)

 

こんばんは、chocoです。

 

本当はもっと記憶が鮮明なうちに書きたかったのですが

産後は本当にバタバタで寝不足な毎日でして…

 

ようやく私の妊娠・出産についてブログを書こうと思います。

 

妊娠中から、絶対にこの経験は発信しようと決めていて

心疾患のある方が安全に妊娠・出産ができるように

私の経験が少しでも役にたてたらという思いからですお願い

 

 

私が初めて妊娠について意識したのは、高校生のときでした。

 

主治医から、年頃だから…と妊娠に関してのお話があって

 

「妊娠と出産は心臓に大きな負担がかかることで

命に関わることでもあるから、きちんと自分の身体を守ってね」

 

と言われました。

 

 

そんなことを考えたことも無かったので

まさか自分が子供を望めないかもしれないなんて!と

それはそれはショックで、診察室で泣いたのをおぼえています。

 

心臓以外のことは、制限無く何でもできるものだと思っていたんですよね。

 

現実を知ることは辛い部分もありますが

もう少し自分の病気について色々と知っていれば

あんなにショックをうけることは無かったのかもしれません。

 

 

結婚してからは、主治医に妊娠を希望していることを伝えて

許可をもらってから妊活を進めていきました。

 

 

まず、本格的な妊活をする前に

カテーテルアブレーションで不整脈治療をしました。

 

術前よりは格段に良くなっていたのですが

それでも頻脈発作があったりしていて…

 

不整脈や発作が妊娠によって更に悪化した場合には

 

・心臓への負担が更に大きくなる

・心不全が急激に悪化するリスクが高くなる

・妊婦は投薬が限られる

・胎児への悪影響

 

が考えられ、それ回避するためです。

 

不整脈の治療が終わったら、次はドレッドミル負荷試験をうけて

妊娠に耐えられる心臓なのかを、数値で評価してもらいました。

 

 

また、修復術で弁置換をした時のことですが

将来妊娠を希望したときのためにと

人工弁を選択しています。

 

機械弁だと、ワーファリンの服用が必要になります。

 

ワーファリンは、胎児への影響があるので

術後にワーファリンを服用していた期間だけは

妊娠は禁忌と言われていました。

(私は術後1年間だけ服用していました)

 

私はこうした事前準備をしてから

計画的に妊活を進めていきました。

 

これは、自分と子供を守るために

本当に本当に大切なことだと思っています。

 

妊娠中は、準備したことが精神的な支えにもなってくれて

 

「ちゃんとできる準備はしたぞ!」

という自信と安心は、心を強くしてくれました。

 

メンタルの安定は、体調の安定にも繋がりますからね。

 

ちなみに、私はストレスや不安があると

わかりやすく不整脈が増えます。

 

発作は起きなくなったけど

それだけは治らないなあ…昇天