なかなか出かけられなくて暇を持て余してるので
今回はちょっと語ろうと思います
(笑)
ご興味のある方だけ読んでくださいね。
基本的にポジティブな性格ですが、思春期の頃から20代前半くらいまで、病気のことで心の整理をするのが難しい時期がありました。
今に至るまで沢山泣きました。
ものすごく不完全というか、自分の体が不良品のように思えてストレスだったり。
きっと持病がある人は必ず考えるんじゃないかなと思いますが
心臓病じゃなかったらな…と「もしも」を考えて落ち込むこともありました。
全然関係ないことでも、病気のせいにしたり。
大人になるにつれて受け入れられていると思ったけど
26歳で再々手術をすると言われた時は
「やっぱり私はみんなみたいに普通じゃないんだ」
と、どん底に落ちた気持ちになりました。
手術までの間は親に弱気な姿を見せるのが嫌で、残業だと嘘をついて駅のトイレで泣いてから帰ったりしてたなぁ。
今考えるとトイレで何してんだよって笑えてしまうけど、当時はやっぱり普通じゃないという現実が残酷過ぎました。
術後1年で今度はカテーテル治療をすることになった時も、最大級の嫌気がさした。
何より、旦那や家族に心底申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
でも、最近ある先生のお話を読み
過去のモヤモヤしたマイナスな感情を消化できたんです。
循環器病研究センターのサイトに記載されていたお話なんですが、心臓病がありながら生きる本人に向けられた言葉で
「記憶は無くても、小さい頃に頑張った自分がいるから今の自分がいる」
というようなお話が書かれています。
そして、病気を乗り越える勇気を持った勇者であると。
この記事を読んで、とても心が軽くなりました。
ちゃんと分かってくれている人がいて、同じような悩みを持つ人が確かにいると安心したんですね。
「神様は乗り越えられる試練しか与えない。」
こういう言葉を耳にすることありませんか?
励ます気持ちだったり、前向きになれるようにとポジティブな意味が込められた言葉だと思いますが
私はこの言葉が苦手です。
乗り越えられたのも、病気を少し前向きにとらえられるようになったのも、神様のおかげじゃないと思うから。
決して神様がどうだとか、宗教がなんだとかの話ではなくて…
神様が加減して見合った試練を与えたんじゃなくて、本人が、家族が、先生や看護師さんが頑張った結果です。
本当に神様が選んで試練を与えてるとしたら
私は神様にとんでもない試練をあたえたな!と恨む気持ちしかもてないし、人選ミスだ!と言いたい。
心がぼっきり折れて何度も泣いて、全て投げ出したくなるくらい人生が嫌になったりして…
そんな中でどうにか折り合いを付けて頑張ってきたから、その結果が出てるんだと思うんです。
これは病気以外でもそう。
乗り越えられる試練だったからじゃない
私が勇者だったから乗り越えられたんだと思ったら
これまでの苦悩や頑張りを分かってもらえたようで凄く嬉しかった。
色々なサイトやブログを拝見するんですが、親御さん向けのものが多い印象なんです。
(私の探し方の問題かもしれませんが
)
だからこそ、こういう患者本人に向けられた記事はとてもありがたく感じました。
親の方が悩みや不安が多いんじゃないかなと思ったこともあるんですが、親の手を離れて自分の人生について考えるような年齢になると
結婚はできるのか
やっぱり人より寿命は短いのか
妊娠・出産はできるのか
一人の時に発作がおきた時の対処方は
どんな風に病状は悪化していくのか
就職できるのか
できなかったらどうやって生活をしようか
一生親に助けてもらいながら生きなきゃならないのか
必ずこういう不安にぶち当たる時がくるから、それを乗り越える力を継続して持ってるって大切ですね。
ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたがまた挫けそうになることがあったら
私は勇者だ!と思って頑張ろうと思います![]()
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