術後1週間がたち、身体的にはだいぶ回復したと実感できるようになっていました。
前日にできなかったことが、翌日には出来るようになっているんです。
この日も朝少しの気持ち悪さはありましたが、前日と比べると雲泥の差。
1日の回復力って凄まじいんです(^^)
・一人で検査を受けにいく
・点滴、ドレーンが外れる
・リハビリでバイク漕ぎが30分できた
・シャワーを浴びれた
この様に、色々なことが出来るようになっていました。
一人で検査に行ったり、シャワーを浴びるのは精神的にはかなり負担でしたが
「これもリハビリの1つだ!」
と思って頑張っていました。
そして、ようやく点滴も完全に外せることができたんです。
食事ができなかったので、点滴を入れる回数は減っていたものの、管は予備としてずっと入れたままだったんですよね。
でも、ついに1週間経って外して良いと許可がおりました(^^)
個人差はありますが、食事が比較的できる方は3日くらいで外せることもあるそうなんです。
だから余計に焦りを感じていたんですが、1.5キロほど体重が戻ったのもあり無事に抜くことが出来ました。
そして、午後にドレーンを抜いたんですが、個人的にはペースメーカーのリードよりは辛かったです。
というのも、リード線は針金のように細い線ですが、ドレーンは太めのストローくらいありますので、抜くときに
「ズズズズズズ!!!」
と、何かが通る感が強いんですよね(^^;)
抜いた後も、1時間くらい安静にしていなければなりません。
でも、少しの我慢ですし、リード線の時と同様で嘔吐などもしませんでした(^^)
夕飯はあまり食べられませんでしたが、朝調子が良かったこともあり
「そんな夜もあるよね。」
と思える余裕も出来ていましたね。
そして、次の日の目標は
・リハビリ
・ご飯を今日より食べる
・シャワーを浴びる
この3つで、継続して出来るようにしていくことを大切にしていました。
松岡修造さんの言葉で
「辛い時こそ笑顔!」
というのがあるんですが、私は彼ほどポジティブでは無いので、笑顔になったところで元気にはなれないんです(^^;)(笑)
でも、辛いときに少しそれを意識してみると、笑顔だから元気になるんじゃなくて
「そうまでしてでも、元気に頑張りたいって気持ちが自分の中に残ってるんだな」
「私の体は頑張って生きたいって思ってるんだな」
「私のメンタルはそこまで弱くないんだな!」
こんな風に思えて、頑張るエネルギーが沸いてきたんですよね。
また、精神的に不安定というよりも
「私は弱いんじゃなくて、ストレスが溜まってるんだな」
と理解すると、頑張れました。
メンタルをコントロールするのって本当に難しいですが
・一番の原因はストレスと理解する
↓
・気持ちが弱くなる原因を見つけられた
↓
・私は単に精神が弱い訳ではない
・自分が思うほど柔じゃない!
↓
・じゃあもう少しだけ頑張れるかも
こんな風に気持ちが変化していくこともあります。
冷静に自分の気持ちを分析して理解するのって、私にとっては結構大事でした。
入院中は一人の時間も沢山ありますから、嫌でも自分と向き合う時間が沢山ありますしね(^^;)(笑)
リハビリに関しては、軽めに設定されたペダルを漕ぎ
・10分漕ぐ→少し休憩
これを3セットです。
近くにはリハビリの先生がいて、血圧を測りながら安全第一で行います。
心電図もついていますから、異常があれば即対応して頂ける環境ですので、安心して進めることができましたよ(^^)
最初は不安もあり体調もすぐれない気もするんですが、終わる頃には
「いい運動したなー」
と充実感もありましたし、自信もつきました。
日に日にレベルアップしている自分に、ようやく心から喜びを感じられた日でした(^^)