最近 テレビでもよく見かけるようになった、アメリカの経済学者成田某は年よりは集団自決でもすっれば日本はもっと良くなるという話をしたとか、しないとかで話題になった。もちろん、終焉まじかであっても私にもいうことがある。大体、お前がTV局に走ってくる新幹線や高速道路は誰がつくったのか、お前がアメリカからやってくる成田や羽田の国際空港がを誰が建設したか分っているのか。

 岡林信康の「山谷ブルース」を聞いてみろ!!!あの労働者がなかったら東京タワーや地下鉄、高層ビルなどはできなかったぞ。

 今の日本の要介護者は約700万人近く、この人々を介護している人の数は250万人程度である。能登半島の地震で見たように特養などの施設はあまり損傷を受けなかったが、介護施設の職員が足りなくて面倒みたくてもできないという声を多く聞いた。介護士の数が絶対的に不足しているのは昔からである。その理由もはっきりしている年々改善しているとはいえ、待遇がほかの産業に比べて格段に悪いのである。

介護保険は現役世代の徴収まで含めてこれ以上個人負担はぎりぎりにきている。政府の負担率を上げればいいのであるが、問題は承知しつつ政府はどうにもできないでいる。

 

 どうだろう、ここで年寄が集まって自分たちの力で桃源郷、親切に静かにこの世を終える場所をつくらないか。

 60歳以上の高齢者の金融資産は日本の金融資産の50%の1200兆円とされる。それぞれの生活レベルや老後の設計があるから、一律とはいわないが分にあう拠出をして共済組合を設立するのである。その組合が日本の気候のよいところ、災害のないところを買い取ってひとつの楽園共和国と設備をつくる。もちろん、ここで手伝う介護士は日本でもそれなりの待遇を受ける。

 どうせ、貯めた金はあちらへはもっていけない。現世にあるかぎり楽しく余生を送れるところ拠出した方がいい。