少し前になりますが、

佐野洋子さんの「役に立たない日々」、無事に読了しました。

 

エッセイ本ですが、

韓流ドラマにはまったり、麻雀をしたり、散歩しながら道行く人に毒づいたり、

痛快で豪快で、力強くて切なくもあり、そして優しさにあふれる晩年の日々の暮らしを

自由に綴っています。

というように、いろんなものが山盛りに詰まっていて次々に出てくるので、言い表すとこぼれ落ちそうで難しいのですが、ただただ、面白かったです。

 

自分の日々は本当に役に立ちませんが、その役に立たない日々をどんどん進んでいけば良いんだな、とか、妙に前向きな気持ちになりました。

 

そして、さんま飯とかおせち料理とか、ご飯を作ったり食べたりするくだりが頻繁に出てきますが、そこが特によかったです。

とにかくもりもり作ってもりもり食べていくので、本当に美味しそうですし、やっぱり、ごはんを食べる、という根源的なことがエネルギーになって活動していく元になってるんだな、という当たり前のことも、新鮮に気づかされます。

 

なお、基本的には女性向けかなと思いましたが、男性が読んでも全然面白くて大丈夫です。

これまで佐野さんのエッセイとか、よく知らなかった自分が恥ずかしく、そして、知るきっかけになった北谷ゆりさんのブログに感謝です。

 

すっかり気に入ったので、続いて「私はそうは思ない」を購入しました。楽しみです。

 

☆今回の一言

「人はいい気なものだ。思い出すと恥ずかしくて生きていられない失敗の固まりの様な私でも「私の一生はいい一生だった」と思える。」 佐野洋子(役に立たない日々)