アメリカには場面緘黙症の集中講座(camp)が存在します。大体、5日間で構成されていて、キャンプと言われるだけに、夏休みに行われることが多いです。
訓練を受けたカウンセラー(将来の心理士のたまごの様な)が、個別に場面緘黙症の子どもとペアを組んで、発話や会話の練習を促してくれます。
この夏、4歳の娘を集中講座に送りました。娘の心理士主催のキャンプです。
保険外なので費用は高額でした。日本一時帰国をしなかったので、そちらから費用捻出です。
気になる効果の方ですが、、、
娘にはそれなりにあったと、思います。
ただ、キャンプ初日から3日目には、Emotional meltdown という癇癪がありました。小さなことが発端で、車の中で20〜30分泣き叫んでました。おそらく、カウンセラーからの莫大な?質問の数に対して尻込みした様です。いわゆるストレスでした。
開催場所がホテルなので、便座に登るようなステップがなく、娘がトイレで用が足せないと思うと、連絡を受けました。家からホテルまで遠くない距離だったので、正直いうと手間でしたが、私が娘をトイレに連れていくために、昼食後、会場を訪れました。
娘の様子が、目で見れたことはラッキーでした。大体、本人の表情で、上手くいってるのかどうか読み取れるからです。
参加して良かったこと
●今まで親子でしかbrave talking (お店の人と話したりなど)の練習をしてこなかったのに対して、カウンセラーに付き添われて練習すること。
実際にお店に行ってくれたのが、ポイント高いです。
●カウンセラーから、今日のしたことに対する毎日フィードバックを口述と用紙で貰えること。
●自分以外のお話するのが困難な子たちに会えたこと。
●キャンプの参加者の子と何回かプレイデートしていたのですが、キャンプ中にその子とお喋りや遊びが出来て、お友達関係が築けたこと。
●他の親子さんと連絡先の交換が出来ること。
●キャンプに参加することが、良いExposure (曝露法)になる、そして社交の場の経験になったこと。
参加してイマイチなこと
●何らかの後退がキャンプ中もその後にも見受けられる。
●費用が高い。
●キャンプに参加しても、もう大丈夫!のような劇的マジックは起こらない。
●短いフォローアップ電話はあるけれど、今後のフォローアップは、新たにミーティングの予約を取らないといけない。
●メインの参加者が小学校低学年だったので、4歳の娘にはちょっと難しいことがあった。