隊長
副隊長
私が警備会社に入社していた時に、最初に担当した現場の副隊長は、隊長よりも問題がある年配者でした。
隊員に指示を出す時は、命令口調で威張った感じの人でした。「〇〇はこのようにやれ」とか、「△△しろ」といった感じです。いつだったか、私が歩行者天国の警備をしていた日に、巡回の時間に、私の巡回経路の逆方向から意味不明に巡回してきて、「巡回はテキパキとやれ」と言ってきたことがありました。先輩に指導してもらっていた時、副隊長が臨時巡回をする事があるという、現場のルールがあるとは聞いたことがないのに、副隊長はたまに、意味不明な行動をすることがありました。テキパキとやれと言われても、外構工事のフェンスが倒れそうになっていないか確認しないと、確認しないで巡回した場合、事故に繋がったらどうするんだとも思えるような、筋を通した説明をしないジジイでした。
しかも、女性の警備員を現場に入れない方が良いと思う位、セクハラ目的の発言をすることがありました。例えば、営業所の同期で女の子が1人いたのですが、同期では、一番可愛い子でした。
たまたま休憩時間に、同期の話題をした時に、女の子のことを話したら、「ならここへ呼べ。」と、自分の隣を指差ししながら言う位です。今の時代、SNSがありますから、不祥事にも繋がるような発言する人は、すぐにSNSのネタにされるのではないでしょうか。
私が一番最初に担当していた現場の副隊長は、こんなこともやらかしました。営業所の上司と得意先の担当者で、配置場所の配置時間割が変更になったあとの書類に、営業所に事情を説明せず、営業所から手書きで修正する許可を得ないまま、勝手に時間割を手書きで書き直ししました。
「これ内緒な」と言いながら、私を含め全員に書類を手渡していました。これは、もしかして改竄になるんじゃないかと思いました。契約先に提出された配置時間割と実際のローテーションが違っていたら、大変なことになります。
副隊長も、先ほどのOさんと同じ台風の日に、早退した人でした。営業所には「腹痛いから帰る」と言っていたそうです。急性胃腸炎や胃潰瘍のようなトイレに行っても治まらないレベルなら仕方ないですが、どう考えても仮病だろうと突っ込まれてもおかしくない状況でした。なぜなら、翌日は何事もなかったように、普通に出勤していました。
現場での出来事
私が入社していた警備会社の、一番最初に担当していた現場では、こんな先輩もいました。仮にTさんと呼ばせていただきます。
Tさんは、別の警備会社の経験がある人で、警備員をやる前は、JALの機関士をやっていたそうです。本当かどうかはわかりません。
Tさんのことを、他の先輩達はあまり良い評価をしていませんでした。例えば、駐輪場で自転車が満車になっていないのに、無線で「駐輪場が満車です」と言ったり、歩行者天国に不審者がいるのに、歩行者天国の担当者が休憩から戻ってきて、引き継ぐ時に、「暴れる心配は無いから、連絡しなくて良いよ」と言ったりして、してはならない判断をしていました。
Tさんは、丁度10年前の今の時期、突然、人が変わったように、支離滅裂な言動を話すようになってしまいました。気が狂ったように、精神状態がおかしくなってしまったみたいです。
Tさんは、このような状態になる少し前に、有給休暇でインドへ旅行に行ってました。もしかしたら、現地で知らないうちに、いけない薬に手を出してしまったのかもしれません。前に書いた記事の、警備員の欠格事由に引っかかります。
Tさんが、得意先の人と休憩所で会話している時に、突然、このようなことになってしまい、得意先の人をぶちギレさせてしまったようです。その時の話は、あまり覚えていませんが、細胞の染色体に関して話した内容が、意味不明で不快な内容とも聞き取れる内容だったのでしょう。「X染色体が多いと〇〇になる」といった主旨の内容だったようです。
営業所に向かわされたTさんが到着すると、支離滅裂な言動がエスカレートしていました。もう直らないだろうということで、会社を辞めてもらいました。
その後、Tさんは更にとんでもないことをしました。例えば、私も応援で行っていた某AEONの商業施設の中にある、テナントのケータイショップの女性店員に、ストーカーまがいの行動や言動をしたとのことです。
その日以降、Tさんはその商業施設への出入り禁止となり、見かけた場合は通報するという注意を受けたそうです。
前に書いた記事で、私が新卒で入社していた警備会社は、変な事件が起きたり、おかしな連中がいたことを書きました。ブログアプリのnoteで、トラックドライバーの方が書いたブログの中に、昔の運送屋で出会った人のことを書いた記事を読んだことがあるのですが、警備会社にも変な事件が沢山ありました。
今日はこの辺で終わります。
ありがとうございました。