お疲れ様です。

   検体集荷ドライバーのマコトです。

   仕事が休みの日で、釣りに行かない時は、釣具店で買い物したりしています。村田基さんのお店、潮来釣具センターにもよく行くのですが、先々週からヤドカリが販売されています。1匹100円です。


    今日は、警備会社に入社していた経験から、警備員の欠格事由と、入社時に必要な書類について投稿しようと思います。私が警備会社に入社していた頃と違い、たまたまネットで調べてみたら、改正されていることがわかりました。


 警備員の欠格事由は8つ定められている


   警備員の欠格事由については、警備業法に定められていて、8つの項目があります。今の仕事に転職するまで、前職を含めた他の業種にいたので、ネットで調べてから知った、改正後の条文と、私が警備会社に入社していた頃の条文を投稿しようと思います。


    1、18歳未満の者

     ・・・警備員という職業は、業務中の判断力や自制力が必要な職業です。実際、勤務中は不審者対応等を行いますので、18歳未満だと、判断力や自制力が十分ではないという理由から、18歳未満で警備員に就職することが禁止されています。


    2、破産者で復権を得ない者

     ・・・この条文が改正されたものみたいですね。私が警備会社に入社していた時は、「成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者」となっていました。また、成年被補助人に関しては、欠格事由に該当しないので、警備員になることができます。


    3、禁固以上の刑に処せられ、又はこの法律の規定に違反して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない者

    ・・・禁固刑や懲役刑の執行が終わってから5年経たないと、警備員になることができないということです。禁固以上という条文から、意味合いとしては死刑も含まれますが、死刑囚が出所して社会に出ることは無いはずです。


    4、最近5年間に、この法律の規定、この法律に基づく命令の規定若しくは処分に違反し、又は警備業務に関し他の法令の規定に違反する重大な不正行為で国家公安委員会規則で定めるものをした者。

    ・・・流石にいないと思いますが、警備員として適正に欠け、とんでもないやらかしをやった人は、この条文で引っかかります。

    前回投稿した記事で、私が入社していた会社では、おかしな連中や奇妙な人がいたことを書きました。そして、このような人達が、実際にやらかしてたこともありました。一部の人は出入り禁止の現場が多くなったり、会社を辞めてもらったりしています。


     5、集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で国家公安委員会規則で定めるものを行う恐れがあると認めるに足りる相当な理由がある者

    ・・・暴走族やギャング等の暴力行為を行う集団の方々は、警備員をやることはできないことを規定した条文です。


     6、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第12条若しくは第12条の6の規定による命令又は同法第12条の4の2項の規定による指示を受けた者であって、当該命令又は指示を受けた日から起算して3年を経過しない者 

    ・・・指定暴力団に所属している方や、暴力団から足を洗って3年経っていない方は、警備員になることができません。

    所属営業所が同じだった新卒の同期と一緒に、当時の支社長が主催した研修を受講したことがあるのですが、支社長が教えてくれた予備知識があります。警備業法が制定される前の時代は、暴力団が警備員のはしりをしていたと言われています。映画「仁義なき戦い」にそのシーンが出てくるそうです。


     7、アルコール、麻薬、大麻、アヘン又は覚醒剤の中毒者

    ・・・条文の通りです。

    私も以前は付き合い程度に飲むことはありましたが、仕事で運転するようになってから飲まなくなりました。アルコールチェックもあるからです。

     私が入社していた警備会社では、最初に所属していた東京支社東京営業所について、当時の上司の1人が、「東京営業所は別名アル中営業所と呼ばれている」と言ってました。どういうことかというと、プライベートで飲酒すること自体は良いのですが、出勤の前日に深酒をして現場に遅刻をする人がいたからです。


     8、心身の障害により警備業務を適正に行うことができないと国家公安委員会規則で定めるもの

     ・・・よくあるケースとして、軽度のうつ病と診断されても、医師から警備業務に支障無しと言われた場合は、警備員になることができます。他の症状でも、医師から警備業務に支障無しと言われた場合は、欠格事由には該当しません。


    この8項目が警備員の欠格事由で、警備業者の欠格事由というのもあります。警備業者の欠格事由は、警備員の欠格事由である上記の8項目と、さらに4項目が定められています。


    ちなみに、外国人は日本の警備会社に入社できるのかというと、入社することができます。私が入社していた会社にも、新卒で入社してきた1年後輩の中国系マレーシア人の女の子がいました。ただし、外国人が入社する場合、ビザの問題もありますし、当然、欠格事由に該当するような方は入社できません。


 警備会社に入社する際に必要な書類


    警備会社では、入社書類についても、他の業種とは少し違うところがあります。その為、私の経験上、特に必要だと考えられるものをいくつか紹介したいと思います。


    ①本籍地が記載された住民票

    ・・・身分証明書という書類を取得する為に必要になるので、本籍地を記載した住民票が必要です。


    ②身分証明書

     ・・・警備会社に入社する場合、身分証明書が必要になります。ここでいう身分証明書は、免許証や保険証のことではありません。本籍地がある市役所や区役所で発行してもらう書類です。禁治産者でないことや破産宣告を受けていないことを証明する書類です。


    ③身元保証人書

     ・・・入社後にトラブルがあった時に、本人に代わって保証してもらう為の書類です。身内や信頼できる人に署名してもらうことがほとんどだと思われます。


    ④登記されていない証明書

     ・・・成年被後見人として登録されていないことを証明する為に必要になります。法務局で発行してもらう書類です。


    ⑤健康診断書

     ・・・健康でないと、警備業務に支障が出る為、入社前の健康診断を受診して、健康診断書を提出します。


    ⑥その他必要な書類

     ・・・年金手帳や源泉徴収票、雇用保険被保険者証は必要になると思います。他にも必要な書類があると思うので、会社の担当者に確認すると良いです。


    警備会社に入社する場合、他の業種では提出する必要がないものもあることがご理解頂けたかと思います。


    長くなりましたが、今日はこの辺で終わります。

    ありがとうございました。