祖母が亡くなった。

小さい頃から沢山の思い出があり、かわいがってくれて、私にとって特別な存在だった。

大人になってからは一年ほど泊まり込みの介護をさせてもらったこともある。

棺の中の祖母は、91歳とも思えないような、シワのない肌をしていて、とても美人だった。

80代後半まで、毎日お化粧を欠かさずしていたおばあちゃん。

おしゃれだったおばあちゃん。

明るくていつも歌をうたっていたおばあちゃん。

棺の中には、5枚にもなってしまったおばあちゃんへの手紙と、一緒に撮った写真を何枚かいれた。同じく手紙を書いてきたという上の弟、弔辞として皆の前でおばあちゃんに伝えた下の弟、そして父も弔辞を読んだ。涙が止まらなかった。とても良いお葬式だったと思う。

亡くなる少し前、私に会いたいと言ってくれていたのに、すぐに会いに行けなかったことが本当に悔やまれる。電話で話したのが最後になってしまった。

今はどうしようもない寂しさでいっぱいだけれど、天国から見守ってくれていると信じて前に進んでいくしかない。
20年弱も介護をしてきた母、本当にお疲れ様でした。

おばあちゃん、今まで本当にありがとう。