昨日の夜のこと。
昨夜は母が息子の寝かし付けをしてくれて、お風呂から出た私はリビングのソファで横になりつつ、旦那様が実家へ御飯を食べに寄るのを待っていた。

そこへ一本の電話。家の電話に10時過ぎにかけてくるなんて中々ないので、見知らぬケイタイ番号だったけれど、さっととった。

「もしもし」
「あ、もしもし?」
「はい?」
「あ、おれ、○○(弟の名前)」
「あぁ、○○、どうしたの!?」
「うん、ごめんね、実はさぁ、ちょっと携帯トイレに落としちゃったもんでぇ~」
・・・・・・・・・・・・?
なんか鼻声だし、ちょっと酔っ払ったような口調、そして弟にしては名○屋弁が強いような・・・

「ねぇ、今どこ?」
「え?・・・・外」

おかしい!!弟は今東京で働いていて、こうやって聞けば絶対地名を答えるはず。少なくとも名○屋か東京かは言うはず。

もしや、これは・・・例の詐欺!?

本人確認の手段でとっさに思いついたのは

「ちょっと、誕生日言ってみてよ!!」
「はぁ?何いっとんの?!」
「いいから誕生日言ってみなさいよ!!」
「はぁ?だから何いっとんだって!ふざけんな!」
「あなた、○○じゃないでしょっっ!!」

ぶちっ・・・・ツーツー・・・・・

切れた。

やっぱりそうだった。まさか、ウチにかかってくるなんて。しかも名前まで調べて・・・

テレビや新聞で、どういう手で騙すか、みたいなことをやっていて知ってはいたけれど、最初は完全に騙された。

状況が全く違った感じならすぐ気付くけど、弟が実家にかけてくることもたまにはあるし、こちらの心がまえが何もない時だったので本当に信じてしまった。

電話で話しているときから、怖さというか、憤りを感じて心臓がどきどきしてきた。 電話を切ってしばらくすると、お腹が痛い。ずーっと痛いのが続いて、こんなことなかったので怖くなる。陣痛が始まってしまったらどうしようかと思った。 以前、私のいとこが、サスペンスドラマを見ていたら予定日より2週間早いのに陣痛が来てそのまま産まれたことがあったこともあり、妊婦に、はらはらどきどきは禁物だと思っていた。

深呼吸を何回かして横になっていたら、徐々によくなって安心した。

しかし、なぜこのタイミングで・・いつもなら母が出ていたはず。母も最後まではひっかからないかもしれないけど、祖母だったら完全にひっかかってしまいそう。

皆も気をつけて!どこかに心構えがあればきっとだまされない。

寝かしつけを終えた母と旦那様に興奮気味で話すと「よくひっかからなかった!」とお褒めの言葉をいただいた。もう二度とかかってきませんように。