アニメに出てきた場合、ライバルである幼馴染の妹的キャラクターが確実視される(僕の中で)アリアナ・グランデ。最近、彼女のBreak freeが頭の中で繰り返し流れるわけだけど、正直アリアナ・グランデってホントに歌うまいんだろうか、という思いがぬぐえない。フォトショップで婚活写真を加工するアラサー女子ばりに歌声に修正入りまくっているんじゃないだろうか。そうでなくともBang Bangでのジェシー・Jとかニッキー・ミナージュの存在感に比べると、スパイス・ガールズにおけるベッカムの奥さん的ポジション。というかむしろ彼女はそこがあってる。今後はヴィクトリア・ベッカムを目指してサッカー選手と結婚しようか。まぁ、Break freeに関してはそれ以上に、スター・ウォーズのファンに怒られんぞ、というハラハラ感のほうがぬぐえない。
■ムシヌユン
久しぶりに「これは」と唸る漫画が出たと思ったらエロ漫画だったという奇妙な感覚だが、間違いなくムシヌユン1巻はここ1年で見てもっとも僕に衝撃を与えた作品である。前作ナチュンでも絶妙なエロスを発揮させてきた都留泰作。決して大衆受けするわけじゃない絵柄にもかかわらず彼の描く女性は何故こんなにもエロいのだろうか。アリアナ・グランデとか言ってる場合じゃない。
1回目を読んで、その新しい感覚にビックリさせられるわけだけど、2回目、3回目と至るに、これはエロギャグ漫画なんだろうかと気づき、笑いが止まらない。特にボンクラ主人公のちんちんが宇宙人に寄生されちゃってからの画面ときたら、すべてに笑いが止まらない。「ちょ…人間の…じゃないでしょコレ!?」とか「相手が眠っていて気づかなければ、合法!!だと思う…」とか、早速ヤバすぎんだろ!ていうか擬音語!何なの、このいちいちつけられる擬音語!擬音語のチョイスが秀逸すぎる!
ただ、まぁ勝手なことをぬかすと、ムシヌユンはこの1巻をピークとして徐々に僕の興味から離れていくような気がしないでもない。なんせ都留泰作の漫画の人物からは、わずかばかりの沙村広明の臭いがしてくるし、主人公の顔芸からは漫☆画太郎の臭いがしてくるし、主人公の心理描写からは福本伸行の臭いがしてくるからである。まったくもって漫☆画太郎はどうでもいいし、福本先生は偉大であるが、いかんせん都留泰作も沙村広明同様、いきなり人物の行動にリアリティがなくなるところがあるような気がするのである。本作に関して言えば、そのとっぴな行動こそ逆にリアリティを生み出しているところが大変笑えるわけだけど、沙村氏なんかはそうなるともう「自分のやりたいことだけやらせていただくっ」的な雰囲気がムンムン伝わってくるので辟易してしまうわけである。もうひとつ都留泰作と沙村広明の共通した臭いといえば、「おっさんと女の子を描きたい」という欲望。しかしながら、都留泰作に関して言えば、ちゃんと計算があって登場人物を動かしているし、女の子もみんな違う顔してるし、もしかしたらここからSF的な展開がさらに新しい面白さを生み出していく可能性があるかもしれない(沙村氏にはない)。もしそうなれば、このムシヌユンという漫画、漫画史に残る傑作になるハズである。