| 雨の降りしきる中、今宵もまた一人の男がこの店の明かりに誘われ迷い込んで来ました。 男は店内を見渡すとカウンター席に腰を下ろし、疲れた面持ちでビールを注文しました。 | |
![]() | ため息ですか? |
![]() | え?ええ、ちょっと……。 いや、別に大した問題じゃないんですが……。 |
![]() | 聞かせてもらっても? |
![]() | ええ、まぁ。 twitterって知ってるでしょう? |
![]() | はい。当然。このお店のアカウントもありますよ。 |
![]() | フォロワーの数はどのくらい? |
![]() | うーん。大体1000人くらいだと思います。 |
![]() | そう……。実は会社の同僚とtwitterのフォロワー数の張り合いをしちゃってね。 |
![]() | ふふっ。男の人ってそういうところで意地張っちゃいそうですもんね。 何人くらいなんですか? |
![]() | 実際は100人もいないんだけど、1000人は越えてるとか言っちゃったんだよね。 |
![]() | あらら、その場で確認することになっちゃった? |
![]() | ならなかった。でも何時見せろなんて言われかねないからさ。気が重いんだよ。 |
![]() | ふふふ、早急にフォロワーを増やさないといけないんですね。 でも、そんなことするより素直に開き直ったほうが楽かも知れないですね。 |
![]() | あはは。そうだね。 ……しかし、それにしても、お姉さん、失礼だけどこの店は一体何のお店なの? ……ええと、つまり、あんな大きな画面でアニメなんか流して…… |
![]() | ここはアニメ喫茶。アニメ好きの集まる場所なんですよ。 |
![]() | ……なんてこった。世も末だな。 |
![]() | あはは。アニメは嫌いですか? |
![]() | うーん……。嫌いではないけど最近は見ないなぁ。 |
![]() | じゃあ見てみませんか?今やってるのは……『革命機ヴァルヴレイヴ』。 |
![]() | 僕じゃな~い~僕じゃない~僕じゃな~い~ |
![]() | ・・・ |
![]() | へー。面客いね。ロボットがカッコイイね(小並感)。 |
![]() | でしょ?女の子も可愛いし。SNSとか現実のガジェットを積極的に使ってるところも面白いところなんですよ。 |
![]() | twitterのフォロワー数多いと寄付金沢山もらえたりね(苦笑) |
![]() | 言い訳~を探して~傷つく確率は~ |
![]() | ・・・ |
![]() | 新しく見つかったヴァルヴレイヴに誰が乗るのか気になるな~ |
![]() | そうですよねっ。是非また見に来てください。 |
![]() | うん。また来るよ。 |
![]() | 0じゃな~い~0じゃない~0じゃな~い~ |
![]() | ちょっと!悠。あんたお客さんを馬鹿にしてるの? |
![]() | 違うよ。私はヴァルヴレイヴを馬鹿にしてんだよ。 |
![]() | あのねぇ~ |
![]() | 紗江ちゃん。あのお客さんどっちかっつーとヴァルヴレイヴより紗江ちゃんの顔見てたよ。 |
![]() | え? |
![]() | ウチはアニメ喫茶なんだからさぁ。お姉ちゃん喫茶じゃないんだからね。そこんとこちゃんとやってくんな~い? |
![]() | ……ぼ、僕じゃな~い僕じゃない~僕じゃな~い~ |
本当は客と紗江ちゃんがヴァルヴレイヴで意気投合する予定だったのに、実際にヴァルヴレイヴ見てたらそんなことは絶対にありえないことに気づき愕然とした。
神回だった前回に引き続いて、というか初回からの勢いのままギャグ街道を突っ走るその疾走感たるや進撃の巨人のOP並だし、もう突っ込む気すら失せさせるボケの連発にはただただ笑うことしか出来ないのである。食料は!とか、温調装置が故障して何故あえて冬モードになった!とか、変なところにあるボタン!とか、ていうかボタン押してもまた冬にならねーんかい!とか、2億円!とかセツクス!とか、もう……!ぷりら……走ってこのボケに追いつけるはずがない……終わる……私のツッコミ人生が……な訳。このアニメにツッコめるのは僕じゃな~い~なんです。
いや、ホント笑えるわこのアニメwww。








