雑談の流れでそうなってしまい、知らない映画を見に行ってきました。
私の本命はジョーカーだったんですが、チケット購入画面上で
ジョーカーの下にある『JUNG KOOK:I AM STILL』という映画を見てきました。
チケット購入画面に書いてある、謎の「応援上映」の文字。
応援上映…?
声出しOK、ペンライトOK等、静かな映画館とは全く違った雰囲気で楽しんでいいわよ!という上映らしい。
がんばえぷいきゅあ仕様ってことですね(?)
周りのノリに一人置いて行かれる可能性があるって事か。違うところでハードル上がってきたな。
映画館についてチケットを発券、映画が好みじゃなかったとしても最後まで見て皆にレビューしなくてはと思い、大量のフードを購入。なかなかいないと思います、一人で映画見に来てポップコーンとポテトがついたトリプルセットを買う人。
上映10分前になってすぐ入りました。
会場?へ向かう途中、今回見る映画の大きなポスターがありました。
知らない男性の胸元がはだけたクソデカポスター。あ・・そっち系ですかぁ・・。
そのクソデカポスターの前で、女性二人組がキャッキャいいながら写真撮ってました。
そっち系か~~~~~~~~~~
もう楽しむ自信がない。んもゆは男性アイドルに興味がないのだ…。
チケット買う時点でもガラガラだったんですが、当日もガラガラ…。
私が入った時、アベックが一組いるだけで他は誰もおらず。
ミリしら映画を見に来た癖にド真ん中のいい席を陣取り、上映を待ちます。
その後ぱらぱら人が入ってきて席についていくのですが、女性!女性!女性!!!
アベックのかれぴっぴ以外、みんな女性でした。・・・当たり前か。
年齢層はJK~おばさんまで様々。親に連れられてきたであろうガキンチョもいました。
応援上映はペンライトや声援がOKなので、物音への配慮がほぼなくていいという感じのせいか
いつも見に来る映画よりポップコーンの咀嚼音が目立った気がします。(私も爆食いしてました)
そこらじゅうでむしゃむしゃ。
JKたちはイェーイって自撮りしてる。フリーダムすぎる。楽しそうで何よりです。
スクリーンには今後公開される映画のCMが流れまくってました。
キムタクが主演のシェフの映画…?っぽいものがあったんですが
乱闘あり、爆発ありでわけわからなすぎて予告でお腹いっぱいな感じでした。
まじで意味わかんないので予告見てほしい。
席が8割ほど空席のまま上映時間を迎え、いよいよ映画が始まります。
映画は ドン! ドン!! ドン!!!
と赤ちゃんの写真がクソデカ表示されるところから始まります。
んもゆ、笑い堪えるのに必死。
そしてすぐに察します。「これ映画じゃない…!!」
ドキュメンタリーだ…全然しらない人の…。
よりによってやべーものを引いてしまったなと思いました。
そう思いつつも、ポップコーン爆食いしながら見続ける。周りも結構むしゃむしゃしてる。
元々BTSというグループにいる最年少メンバーであるジョングクという男性の映画らしい。
ソロで出したセブンという曲が爆ヒット。
曲が流れましたが確かに聞いたことある。これ、Kpopだったの…?普通に洋楽と思ってた。
シンプルに歌うまい人だ。そしてKPOPってことは…君…踊るの??
ああ、踊る… うまぁ かっこよ。
というかKPOPってダンスこんな激しいのをずっと踊ってるんだ。サビだけじゃないんだ。
セブンという楽曲に取り掛かっているとき、ジョングクは「良かったかな?」「喜んでもらえたかな?」「リハの方が良かったな…」という感想をライブ後に漏らしたりします。セブン以外の高音域のある曲への不安でプレッシャーもすごいみたい。
曲への奮闘シーンが流れた後、その曲のライブシーンがまるっと流れる、
みたいな感じで映画は進んでいきます。
そのライブシーンで、ペンライトを振ったりワーキャーしたりするところのようですね。
映画館では一人だけペンライト振ってました。
ダンスの時、ちんちん近くによく手を持って行って腰をクネらせるのですが(結構頻繁に)
そこは歓声ポイントです。声出していきましょう。
3Dという楽曲に取り掛かる頃には喉への不安も追加され、とてもつらそう。
うまく歌えるかどうか以前に、そもそも出演ができなくなるかも。
ベストを尽くせないかも。
不安だね…わかるよ…配信でもそうだもん(一緒にすな)
でもジョングクが楽しみながらやってる感じが見て取れる感じに変わってました。
もっと仕上げていくぞ!完成度あげてくぞ!と練習にさらに熱も入っていきます。
最後の楽曲を終えるころには、あんな不安を漏らしていたジョングクが「喜んでもらえたと思う」という感想を言うのが、人間の成長を感じてすごいよかった。子犬みたいに「どうだった?」って周りに聞いてた頃とは別人みたい。
不安だと語っていた高音域も出せるようになっているし、それどころかもっと高くもっと難しい曲も歌えててすごい。
たびたびストロー加えながら移動するシーンがあって「何・・?」と思ってましたがあれも歌の練習の一環なのね。
ずっと練習じゃん。すごい努力の人じゃんこの人。
たくさん練習と努力を重ねた結果、自信もついて、その自信は明らかにパフォーマンスを向上させてて本当に表情とか動きの硬さとか全然違うんですよね。
自分を魅せる仕事をする人は特に、自信ってすごく大事なんだなと。
キラキラアイドル~☆のイメージがありましたが、あれはアーティスト…
プロってすごい…
こんな1ミリも知らない、なんならKPOPに対して
みんな同じ声同じ歌い方wwww聞き分けできね~wwwwwwとか言ってたやつがここまで映画に集中して見続けていたのは、そんだけ映画の出来がよかったとかじゃあなくって、ジョングク自体がすごい魅力的な人だったからと思います。
映画の中で、ファンだけではなくファンじゃない人にも認められたいとジョングクは話すんですが、ここにおりますぞ…ファンでもなんでもなく映画を見に来てすっかり夢中になり、ジョングクという人間のすごさに感銘を受けてる人間がココに…。
ジョングクは「やっぱりファンがいてこそだ!」って叫びながらスキップで控室から出てステージへ向かったり、大雨でずぶぬれになりながら見送りをしてくれるファンに対して「ごめんね」と車の窓から顔を出して声をかけたり、喉が不調で辛かったステージの後で「ARMY(おそらくファンネーム)に気付かれてないかな?」と心配したりする人で、頑張りや練習の先に常にファンを見ている人だなと感じた。自分のためは勿論、応援してくれる人の為にこんなに頑張ってるんだ…。
ずっと、応援してくれる人のことがちゃんと頭にあって、自分の成長への挑戦も続けて、その姿勢があまりにも真っすぐですごくすごくカッコいい。
みんなに喜んでほしいと一生懸命な様子が、
Vtuberやっている自分としても色々思うところあって(一緒にすな)
なんか泣いちゃったんですよね。
自分を好きだと言ってくれる人がいること、応援してくれる人がいること
嘘みたいよね。すごくうれしいことよね。だから頑張りたいよね。
私はエンターテイナーやら表現者的なものではないし、誰かのためにとか喜んでもらうためにとか、そんなことできるような人間でもないんですけど、それでもやっぱりもっと一緒に楽しみたいと思う気持ちとなんか重なって(一緒にすな)
なんか、勝手にいろいろ感じて得るものがあって本当に良かったです。
ジョングクはシンプルに顔がいいんですけど、映画の後半になってから「そういえばこの人カッコいいな」ってなるくらいパフォーマンスがすごい。あのイケメンフェイスがおまけのように感じるなんて。
寝るときはめっちゃ寝る人で(9時間とか12時間とか)大爆睡したあと目覚めて映画の取材班が来た時、寝起きで目がバッキバキで呆然としたまま受け答えしてて、周りの人に「たくさん寝たね~~w」って言われててなんか赤ちゃんみたいでかわいかった。あの寝起きシーンすき。
歌手としても子犬としても、魅力たっぷりな人であることが全面に出ているいい映画でした。
ファンは勿論、こうして全くしらない人間にも映画に集中させるくらいの魅力がある人…
これが才能なんですかね… ジョングク、すごい人だ。
見ることになった映画が、この映画で良かった。見れてよかった。