この作品は母に薦められて観ました。
ストーリーの面白さもさることながら、
とにかくこのブラッド・ピット若くて最高にかっこいいと言われ
リバー・ランズ・スルー・イットの時に匹敵するくらいよ!との言葉に、若かりし頃のブラピも楽しみ〜と思って観はじめました!
(ただのミーハー笑)
◆概要
監督:マーティン・ブレスト
脚本:ロン・オズボーン、ジェフ・レノ、ケヴィン・ウェイド、ボー・ゴールドマン
キャスト:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス他
◆あらすじ
富と名声、知恵と経験を兼ね備えたビルの元に、突如として正体不明の声が聞こえてくる。
その声の主はやがて姿を現す。
時を同じくして、ビルは次女のスーザンが、
恋人(且つビルの右腕)のドリューを愛していないことを気に掛ける。
「愛は情熱だ。愛を知らない人生は意味がない。その努力をすることが生きるってことだ。」
そう言って、愛娘に本当に愛する人を見つけてほしいと助言する。
スーザンは仕事へ向かう前に立ち寄ったコーヒーショップで出会った若い男性と、恋に落ちる。
会話は弾み、楽しい時を過ごした二人だったが、医師であるスーザンは、患者の予約のため病院へ向かう。名残惜しくも背を向けて歩き出したが、互いに振り返っては相手を確認し合っていた。
夜になり、ビルがスーザン、ドリュー、
長女のアリソンとその夫クインスと夕食をとっていると、またあの声が聞こえてくる。
家に来ているという声の主を書斎に通すと、
なんとそこにはスーザンがコーヒーショップで出会った男性がいたのだった。
彼の正体は死神。しかし肉体は借り物のため、スーザンが出会った男性とは別人格であった。
死神は、人間界を案内してほしいとビルに言う。
そして案内を終えた後、彼を死の世界に連れて行くということだった。
生活を共にするという死神に戸惑いつつも応じるビル。
まずは夕食の席に彼を同席させるのだった。
突然の来客に驚く家族達に、ビルは咄嗟に死神をジョー・ブラックと紹介する。
コーヒーショップ以来の再会に驚くスーザンだったが、ジョーのよそよそしい態度に違和感を覚える。
翌朝からは、ビルが社長を務める会社の取締役会にも参加。人間としての生活に慣れていないジョーの発言や所作にドリューは嫌悪感を抱く。
さらにスーザンに興味を持ったジョーは、彼女の職場である病院にも赴く。
そこで患者の1人である老女から悪霊と言われたことから、彼女と話すように。
彼女との会話が、人間の死に対する考えや、自身の存在について考えるきっかけとなる。
ジョーとスーザンが距離を縮めていき、愛し合うようになる頃、ビルの会社ではドリューが勝手なことをして混乱を招いていた。
彼は私益のために、ビルが断った企業との業務提携を進めるべく、取締役会のメンバーを騙し、なんと社長であるビルを解任に追い込んだ。
ビルを昔から慕うエドとクインスは反対するも、多数決により決定してしまった。
やりきれない思いで家に帰って休んでいたビルは、偶然ジョーとスーザンがキスをしている場を目撃してしまい、2人の関係を大いに反対する。
ジョーへの愛を語るスーザンに対し、彼が間も無く遠くへ行くことを告げ、
なんとか諦めるよう諭す。
そうして迎えた誕生日当日。ジョーからは、今日が最期の日だと言われていた。
アリソンが企画した盛大なパーティーが催されているが、
最期の日まで会社の存続を案ずるビル。
そこにクインスがやってきて、ドリューの企みを告白する。
それを聞いたビルはドリューをここに連れてくるように指示をするのであった。
一方、スーザンと別れ難いジョーは、なんと彼女も連れて行くと言い出す。
娘の今後の将来を奪うことは許さない、と怒るビル。
「本当の愛とは、生涯を懸けて相手への信頼と責任を全うする覚悟、愛するものを傷つけまいとする心だ」と愛の定義を述べる。
そしてジョーに尋ねる。
「娘は、君の正体を知らないのに、なぜ愛し合っていると言える?」
ジョーはビルといた部屋を出て、再びスーザンと会う。
スーザンは初めて出会ったコーヒーショップでの会話について話し始める。
ジョーにとっては知らない出来事。自分が肉体を借りた青年との思い出。
一緒に行くと言うスーザンに、ジョーの中に芽生えた良心が、彼を惑わせる。
すると、スーザンはジョーとコーヒーショップの彼が別人であることに気が付く。
それでも最後までジョーの正体を聞くことはなかった。
ビルの部屋に戻ったジョーは、スーザンは連れて行かないと言う。感謝を述べるビルの元に、今度はドリューの到着を知らせにクインスがやってきた。
ビルは、エドと電話を繋ぎ、事前に招集していた取締役達に会話を聞いているように告げる。
ビルが白旗を挙げたとクインスから聞かされていたドリューは余裕の表情でやってくるが、
ジョーの機転により、ドリューの悪事がばれ、電話越しに会話を聞いていた取締役達からの声で、ビルは社長に復帰することになる。
会社の問題も片付いたビルは、いよいよ最期の時となる。
誕生日会に集まった来客たちへスピーチをし、娘たちに想いを伝える。
スーザンとダンスを踊っていると、花火が上がり、参加者たちはそちらに気を取られていた。
私達も行きましょう、と誘うスーザンに、あとから行くと言うビル。
そのまま、そっとその場を離れ、ジョーがいるところまで歩いていく。
何かを察したスーザンが父の背中を探すと、ジョーと二人並んで歩く姿が目に映る。
必死で追いかけるが、やがて見えなくなってしまう。
しかし、その突如、ジョーだけが戻ってくる。
ところが彼はジョーではなく、あのコーヒーショップの青年だった。
スーザンは彼と共に歩んでいくのであった。
◆感想
3時間を超える大作でしたが、物語に引き込まれ、気がつけばエンドロールでした。
最後30分は涙なしには見られず、号泣でした
まずは、ブラッド・ピット。
確かに若い!カッコいいそれに、表情や仕草からジョーの変化がすごく伝わってきました!
でもでもそれ以上にやっぱりストーリーが最高でした
ビルの言葉はとても深く、生きるということ、そして愛するということについて気付かされることが多かったですね。
この世を名残惜しく思うジョーに対し、それが生きることだと言うビル、まさにその通りですね。
ジョーは、ビルやスーザン、アリソンやクインスといった愛ある人達と過ごすことで本当に変わりましたね。
コーヒーショップの彼をスーザンの元へ返すことも、彼女を心から愛していた証ですよね。
そう思うと余計にうるうるしてしまいました
やはりビルは最適なこの世の案内人でした!
そして、コーヒーショップの彼が戻ってきた時、もうジョーには会えないことを悟ったスーザンの表情が悲しく、もし自分がスーザンだったら複雑だなと思いました。
正体がわからなくても、スーザンにはジョーの愛も真心も通じていたし、彼女も本当にジョーを大切に想っていたんですよね❤️
彼は確実に人としてこの世を生きていました。
それにしてもドリューに対し、ジョーが正体を明かすと言った時はどうなるのかすごく心配でしたが、まさか国税庁の職員とは!
"死と税金" この言葉をジョーが言うあたり、最高のシナリオだなぁと思いました!笑
感動するストーリーなのにクスッと笑えるところもあって最高の作品です
90年代作品はやっぱりいいですね〜♬